【ポッコリお腹とモッタリ背中を同時に解消するには背骨が鍵!】メリット大のかんたん背骨ほぐし
背骨の動きが悪いとお腹や背中まわりの脂肪が落ちにくいことをご存じですか?身体の中心軸でもある背骨をほぐすことは身体の中でも特に体幹まわりを引き締めたい方、姿勢改善したい方、肩こりや腰痛を改善したい方など、とても多く方にメリットがあります。今回はその理由とおすすめの背骨ほぐしをご紹介します。
背骨の関節って?
背骨の柔軟性は股関節や肩関節の柔軟性に比べてあまり気にしていない方が多いかもしれませんが、背骨も他の関節同様にあまり動かさないでいると周りの組織が硬くなり柔軟性が低下します。
ただ、日常生活の中では背骨の柔軟性は低下し始めてもなかなか気づきにくいのが特徴で、肩こりや腰痛を感じるようになったり、ギックリ腰を経験して初めて背骨の動きが悪くなっていた事に気がつく方も多いのです。
背骨の中でもお腹や背中まわりの代謝に大きく関わるのは、首の下〜みぞおちの間にある胸椎(12個の椎体からなる)と、みぞおち〜骨盤の間にある腰椎(5個の椎体からなる)になります。
背骨を形成している骨(椎体)は一つ一つ靭帯や筋肉、筋膜などの組織で繋がっていて、背骨全体は本来しなるように動くことが出来ます。背骨の内側や椎体の間には大切な神経が流れていて、椎体と椎体の間にはクッションとなる椎間板があり神経を圧迫しないよいうに守っています。
背骨をほぐすと体幹まわりがスッキリする理由
バランスが大切!
基本的に背骨の動きは4種類に分けられます。
○前に曲げる ○後ろに反らせる ○横に倒す ○捻る
ポイントはこの4種類バランスよく動かし背骨をしなやかに保つこと。なぜなら、私たちの身体はこの4種類の動きを絶妙に組み合わせながら背骨が様々な身体活動に応じて動くことで、腕や脚、そして体全体を動かすパワーが得られるのです。背骨のしなやかさは身体を動かしやすくし、同時に体幹部にある多くの筋肉をしっかりと使うことが出来、よりエネルギーを燃焼することに繋がります。
バランスよく背骨をしなやかに保つことは、椎体一つ一つに過度な負担がかかることを防いだり、背骨を本来の正しいポジションに保つためにも大切です。
体幹スッキリの背骨ほぐしストレッチ
①クッションなどをもも裏とふくらはぎの間に挟んで正座をします。そして膝から約20㎝離し、両手を肩幅に開いて床へ置きます。これが基本ポーズとなります。
② 基本ポーズで鼻から息を吸って、次に口から吐きながら両手で床を押し、みぞおちを覗き込みながらも、みぞおちを背骨の方へ引き込むイメージで背骨を丸めていきます。
次に息を吸いながらおへそ〜喉元のラインを長くしつつ反らせるイメージで目線は斜め上へ向けます。ここまでを1セットとして4セット行ってみましょう。
③次に、基本ポーズで息を吸って、口から吐きながら両手を左斜めへずらし、左肩越しから後ろを見るようにします。この時、背骨で左へカーブを描くイメージをしてみましょう。
息を吸って基本ポーズに戻り、吐きながら反対側も同様に行います。ここまでを1セットとし4セット行ってみましょう。
④基本ポーズに戻したら息を吸って、吐きながら右手を身体の中心線にずらし、左へ捻りながら左腕を斜め上へ伸ばします。吸いながら左手を右手の上に置き、吐きながら今度は右へ捻り右腕を斜め上へ伸ばします。目線はそれぞれ動かす側の手を追いかけるようにします。ここまでを1セットとして4セット行ってみましょう。
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AUTHOR
Masako Janeway
ハワイ島在住のヨガ講師 / パーソナルトレーナー / 空手家。2017年に東京からハワイ島へ移住し、ハワイの文化を学びながら人と地球にやさしい暮らしを実践中。大自然溢れるハワイ島からオンラインを通じてヨガ、瞑想、ボディコンディショニングなどのセッションを世界中の方へ提供中。フィットネスとヨガ通算指導歴は30年以上。
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