ガチガチ股関節は不調のもと!ウエストから引っ張りほぐす"万能"股関節まわりストレッチ
体の動かしにくさや体を重いと感じるのは、もしかしたら股関節が硬いからかもしれません。とはいえ、股関節がガチガチに固くなっていて股関節単体のストレッチでは「どうにも動かない…」そんな方にお勧めのストレッチ&エクササイズを紹介します。
股関節が硬いとデメリットしかない
股関節の硬さは運動不足や同じ姿勢でいる人に多い悩みですが、股関節が硬いという状態はデメリットでしかありません。
股関節に関連する筋肉は20個以上あります。股関節は体の中で1番大きい関節と靭帯がある場所。関連筋肉が多いということはすなわち、動かせる方向の多さにも比例します。関連筋肉が多く、かつ小さな筋肉も多いので、動かせていない筋肉も多くなるのです。
球関節で多方向に動かせる股関節は可動関節の役割があるため、下半身が動く時に股関節も動くことで上半身の衝撃を和らげたり、負担を軽減させます。逆に股関節の可動性が悪くなると、下半身や上半身共に様々な部分に負担がかかりやすくなり、人によっては腰痛や下半身太り、ぽっこりお腹等の原因に繋がってしまうこと。股関節の硬さが体のどこに悪影響を及ぼすかは個人差もありますが、股関節が柔らかい人に比べて、股関節が硬い人は気が付かないところで体の別の箇所に悪影響があるかもしれません。
股関節が硬い人は、股関節単体ではなく、周りから攻める!
股関節の硬さにも様々な段階があると思いますが、ガチガチ股関節になってる人はあぐらで座るのもストレスになる事が多いと思います。その場合、股関節を単体で回したりするのも辛く、無理にストレッチを行うと痛める原因にもなりやすいので、股関節に繋がってる部分から少しずつストレッチを促すことがお勧めです。「急がば回れ!」そんな気持ちで股関節にアプローチをかけられる間接的ストレッチを是非お試し下さい。
今回のストレッチはウエストから引っ張るので、くびれ作りにも効果的です。引っ張る強さは股関節に感じる感覚を無視せずに、痛すぎず痛気持ちい範囲でストレッチを進めていきましょう。それでは効果的でメリット沢山の万能ストレッチのご紹介です。
やり方
Step1
マットや床に座ったら左膝は伸ばして右膝は楽に曲げます。左足は自分の可能な可動域で外に向かって開く姿勢からスタートです。
Step2
左の手を左腰骨にあてて、右肘を曲げて胸の高さで止め、右肘の延長線(背中の方)へ上半身を回します。この時に辛くなければ上半身を右後ろへ引っ張っている反動で、左足を内股にして回してみましょう。
Step3
Step2から真ん中を通過して次は足が伸びてる左側に上半身を旋回します。その時に左の足は内回しから外回しに向かって付け根から動かします。この可動域は可能な範囲で無理せず行いましょう。硬くて足が動きにくくても続けていくと、少しずつ足の付け根から動きやすくなります。呼吸は真ん中で吸って上半身を回すタイミングで息を吐くのがオススメです。これを10セット繰り返しましょう。
動画で確認されたい方はこちらから↓
AUTHOR
miyuki
ピラティスインストラクター/ダンスインストラクター。12歳からクラシックバレエやジャズダンスを始め、その後モダンダンス、Hip Hop、ラテンダンス等を学ぶ。 ダンス旅行で訪れたNYでピラティスに出会い、帰国後ピラティスインストラクターのライセンスを取得。指導歴は18年。FTP認定マットピラティスインストラクター/ダイエット指導士/からだスキャンセルフマッサージ/ZUMBA Basic1/RYT200(ヨガ)など資格を多数所持。元モデル・レースクィーンとして活動した経験もあり。
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