「死ぬまでに叶えなきゃ後悔する…」2人の子供を残して40代で単身留学。踏み出した真意とは？

長年の夢だった海外生活

ーー2022年8月末より半年間、台湾に語学留学したレイラさん。お仕事と育児もされている中、なぜこのタイミングで留学に行こうと思ったのですか？

レイラさん：もともと子どもの頃から「海外に住みたい」という夢があって。大学受験の時に海外への進学を考えていたんですが、両親の了承が得られずに実現せず。後に大学卒業時に計画していたワーキングホリデーも、新卒のチャンスを逃すな！と猛烈に反対されてしまい、結局諦めてしまいました。

その後結婚・出産を経て下の娘が小学校に上がる頃、突然海外に住みたいという夢を思い出したんです。タイミング的に気持ちがひと段落したのかもしれません。死ぬまでに叶えないと絶対後悔する！って。

一度そう思ってしまったら抑えきれないタイプで。興味が湧いてきたら実現させないとモヤモヤする。その方法として台湾への留学が具体的にイメージできたんです。

飛び込む基準は、ピンとくるかどうか！

ーー昔から海外に住んでみたいという想いがあったのですね。では他の国ではなく、なぜ台湾を選んだのですか？

レイラさん：それはですね、台湾にピンときたからです（笑）とても感覚人間で…。全部ピンとくるかどうかでチョイスしてるんです。

一つ挙げるとすれば、ここ数年シンガポールやマレーシアなどを訪れる機会があり、中国語圏のパワーを肌で感じることが多くて。ビジネスの面でも成長力が溢れていて、これはおもしろい！と思い注目していました。

それもあって、もし中国語を使ってアジアの人たちと話せるようになれば仕事を通じて出会える人の幅が何倍にも広がるんじゃないかなって。せっかく海外に住むなら意味があることをしたかったですし。わたしの仕事であるインタビューライティングでは、相手に心を開いてもらうための基本的なコミュニケーションが一番重要になってきます。ゼロからでもいいから、中国語を学んで日常会話レベルまで到達すれば仕事に活かせると思ってワクワクしたんですよ。  

5年後の世界はわからない。だから今、行く。

ーー留学に行きたいと思い始めてから躊躇した瞬間はありましたか？

レイラさん：ありましたよ。「無理じゃない？」とは思いましたね。留学に行きたいと思い始めたのは下の娘がまだ保育園の頃。まだまだママに甘えたい時期の我が子を残して半年間も家を離れるのはさすがに躊躇しました。

それを夫に相談してみたら「いいんじゃない？」という反応で。しかも「3か月じゃ少ないだろうから半年間は必要なんじゃない？」とまで言ってくれて。ありがたいなと思いましたね。そのあともずっと、本当に子どもたちを残して大丈夫かなと悩みはしましたが…。

ーーお子さんもまだ幼かったということですが、今ではなく5年後に行こうとは思わなかったのですか？

レイラさん：いやいや！もう今しかないと思いました。だって5年後どうなっているかわからない。子どもたちもどんな風に成長しているかわからないし。

わたしにとって留学はゴールではなくスタートライン。自分も40代後半なので絶対に早いほうがいい。5年後とか無い！（笑）それにとにかく今ということにピンときているし。