【40代ママが単身留学を実現】留学中の子どもとの向き合い方と、留学を経て感じた「変化」
2022年、日本を飛び出し「台湾留学」という形で長年の夢だった海外暮らしへの一歩を踏み出したレイラさん。現在インタビューライターとして活躍する彼女は、実は2児の母。子育てと仕事を両立させながら「やりたいならやる!」という心の声を大切にするレイラさんに、ワクワクに満ち溢れた人生を歩むためのヒントを伺いました。前半・後半の2本立てでお届け。
インタビュー前半では、海外留学を実現するまでの葛藤や、留学を経て仕事に表れた変化についてお伺いしました。後半では、留学中のお子さんとの向き合い方や、自分の直感に従って生きるマインドについて語っていただきます。
周りに助けてもらう分、絶対に留学を無駄にしたくない
ーー留学中、お子さんのケアは大変でしたか?
レイラさん:まわりのサポートでなんとか乗り越えました。わたしが居ない間子どもたちにはできるだけ安心して元気に過ごしてほしかったので、夫に頼んだり、仕事で遅くなる時は近所で仲良くしてもらっている方にサポートしてもらったり。みんなに応援してもらいましたね。子どもたちもすごくがんばってくれたと思います。
そうやって周りに助けてもらっていた分、留学中はすごく気合が入ってました。一日も授業を休みたくなかったし。人生におけるステップアップのための土台として、この時間を絶対に活かしてやる!みたいな。
ーーお子さんと離れて暮らしている時のコミュニケーションはどのように工夫されていましたか?
レイラさん:留学を機に子どもたちにはスマホを与えました。夫が自営業ということもあり、何か困ったことがあればわたしに繋がるようにしておきたくて。日々のコミュニケーションは、チャットとビデオ通話を使っていました。留学当初、小学校低学年の娘は毎日のように泣いていて…。 今の時代、オンラインで顔を見ながら話せるものの、やっぱり直接触れ合えないもどかしさは感じました。何もしてあげられなくて辛かった。
だけど、3~4か月経った頃には子どもたちの様子も変わってきて。「もう電話切るねー」みたいな(笑)
ーーまさかお子さんにもそんな変化があったんですね。
レイラさん:そうなんです。でもそれは、留学前になぜ留学に行きたいのかを子どもたちにきちんと話したからかもしれません。子どもたちは、わたしがそれなりの覚悟をもって留学に行くことを理解してくれたんです。お母さんの挑戦を応援したいっていう気持ちも持ってくれていて。離れて暮らすうちに子どもたちも成長してくれたんじゃないかな。わたし一人のわがままな留学にもなり得たんだけど、結果的にみんなで成長できた半年間だったのかもしれません。子どもたちにも本当に感謝しています。
生き様を伝えられる存在でありたい
ーー帰国されてから、お子さんの様子に変化はありましたか?
レイラさん:それが全然なくって(笑)というより、きっと子どもたちは海外での生活をリアルに想像できないんですね。お土産のお菓子を食べたぐらい。なので今はまだ海外に住みたいという気持ちにはなっていないかもしれない。
でも、親が子どもに教えられることってそんなにないと思っていて。なぜかというと、子どもたちが生きていく時代って自分が経験したものとは全く違うから。彼らが大人になって社会で活躍する頃、果たして世の中にどんな仕事があるのか想像もできない。ただ、生き様を伝えられる存在でありたいと思います。もし本当にやりたいことがあって、挑戦したいなら挑戦する!やっちゃう!そういう生き方があっていいんだ!っていうことを伝えたい。
正直、母親であるわたしが子どもたちを置いて半年も留学なんて非常識な話。子どもたちにも寂しい想いをたくさんさせてしまったかもしれない。だけど、子どもたちを大事に思っていることは、他の場面で真剣に向き合うことで伝えられるから。「お母さんは自分たちのことを愛してないんじゃなくて、自分の夢に向かってチャレンジしたんだ」と何となくでも感じてもらえていたらいいなと思います。
自分の心で感じながら生きる
ーー「そういう生き方の大人がいてもいいんだ」と思えるロールモデルが周りにいるって大事ですよね。
レイラさん:うんうん、そうなんですよ。子どもたちはよく「夢を持ちなさい」と言われることが多いけど、本当にそれが伝わるときって身近に夢や目標を持って生きている大人がいるときだと思うんですよ。だってまわりの大人が忙しくてつまらなさそうに生きていたら、大人になることが楽しくなさそうに見えるかもしれないし。子どもたちに夢を持ってキラキラと生きてほしいなら、まずは自分自身がそういう生き方をする。言葉で伝えるんじゃなくて、身近な大人であるわたしがチャレンジする姿を見せることで、彼らの生き方に少しでもプラスになればいいなと思います。
何か決めるとき、わたしはいつもココ(胸元を指しながら)中心で。自分の内側に感じるものを大切に生きていきたいです。今はまだ人生の最後に何かを成し遂げられているかはわからないけど。これからも、そういうあり方で生きていきたいです!
インタビュー前半もぜひご覧ください。
プロフィール:レイラさん
元新聞記者のインタビューライター。福岡・糸島市の海沿いで子育て。2児の母。海外暮らしの夢を叶えるため、2022年8月末から単身台湾語学留学。雇われずに生きる選択肢が見つかるインタビューメディア「私たちのヒロインズ⭐︎ジャーニー」を運営しています。
Twitter:@Leyla_0321
『私たちのヒロインズ⭐︎ジャーニー』とは?
雇われずに生きる選択肢が見つかるインタビューメディア。「自分らしく稼ぐ」女性たちのストーリーを随時更新しています。2023年1月から運営。国内外で活躍する女性たちのリアルをお届けします。
AUTHOR
竹田歩未
ライター/中国語翻訳。大学在学中に場所や時間に縛られない働き方に興味を持つ。卒業後の2022年〜ライターとして活動しながら念願の台湾留学を実現。Instagram「フェムテクラブ|フェムテック・フェムケアグッズ」を運営。SNS:Ayumi Takeda @ayumin_tkd フェムテクラブ @femteclub
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