ジェーンフォンダ85歳、ワークアウトし続ける理由|うつ病と戦う最善策は体を動かすこと

 ジェーンフォンダ85歳、ワークアウトし続ける理由|うつ病と戦う最善策は体を動かすこと
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山口華恵
山口華恵
2023-02-16

現在85歳となったジェーン・フォンダは、40年以上も現役でいられることに日々感謝している。その元気の秘訣は、健康で活動的なライフスタイルをキープし続けてきたこと。先日、ジェーンは40年以上にわたってワークアウトし続けてきたことで得た恩恵について明かしてくれた。

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若い頃は運動嫌いだった

ジェーンは今やワークアウト好きとして知られるが、昔からそうだったわけではなく、家族も誰一人としてフィットネスに関心がなかったという。「30代になるまで、運動が大切なんて知らなかった」と語り、ティーンエイジャーの頃は嘘をついてまでも体育の時間をサボっていた。さらに、「30代後半から40代前半までは、そこまで体を動かすのに積極的ではなかった。運動する以前の生活は、あまり良いものとは言えなかった」とフォンダは続けた。

世界的なエアロビ女王に

ジェーンは、エアロビクスブームに乗り、1980年代に家庭向けエクササイズビデオ『ジェーン・フォンダのワークアウト』(1982)を発売した。このビデオは空前の大ヒットとなり、世界的なエアロビクスブームを巻き起こしたのだ。

ワークアウト業界に革命を起こしたことでも有名なジェーンは、ワークアウトを始めた当時、「体型」が変わっていくのを実感しただけでなく、精神的な健康状態にも改善が見られたという。

うつ病と闘うには体を動かすのが一番

「強く元気であり続けたい」と85歳の彼女は語る。「3歳になる孫がいますが、まだ抱き上げることができます。膝を曲げなければならないし、抱き上げるのに時間がかかるけれど、まだ抱き上げられるわ。自分の荷物くらい自分で持ちたいですね」と言う。「(歳を重ねても)セックスもできないとね。あんまり覚えていないけれど、柔軟性が必要なことは覚えているわ(笑)!」と元気に語る。

「元々うつ病の家系なのですが、うつ病と闘うには体を動かすのが一番」と言い、40年以上も現役でいられることを「毎日、神に感謝している」と付け加えた。ジェーンの母は42歳、彼女が当時12歳のときに自殺した。今でいう双極性障害のような精神疾患を患っていたという。

ジェーン
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死について考えることで人生がより良くなった

また、昨年9月、『非ホジキンリンパ腫』と診断されたことを公表したことについてもコメントした。がんの化学療法でかなり身体を消耗したが、12月に入り、がんが寛解していることを発表し、「私は勝った」と述べた。85歳の誕生日の直前にがんが寛解したことを知り、より大きなお祝いの理由を得たのだ。

「この30年間、ずっと死についてよく考えてきました。でも、それは健全なことだと思います。死について考えなければ、正しく生きることは難しいし、死は人生の一部なのです。私たち欧米人ほど死を恐れない文化もこの世には存在します。死について考えることに多くの時間を費やし、それによって人生がより良いものになりました。さらに、がんの診断を受けて、より死について考えるようになり、その時が来たときに後悔しないように、やっておきたいことをしっかりやっておきたいと思ったのです」と語った。

出典:

Jane Fonda Shares Why She Works Out: 'The Best Way to Fight Depression Is to Keep Moving'

Jane Fonda at 78: ‘I’ve had tragedies. It’s nice to know you can survive

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山口華恵

山口華恵

翻訳者・ライター。大学卒業後、製薬会社やPR代理店勤務を経て10年間海外(ベルギー・ドイツ・アメリカ)で暮らす。現在は翻訳(仏英日)、ライフスタイルや海外セレブリティに関する記事を執筆するなど、フリーランスとして活動。趣味はヨガとインテリア。



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