コメディ俳優エイミー・シューマー、脂肪吸引の手術を受けたことをオープンにした理由

日本での知名度はいまひとつだけれどアメリカではコメディエンヌとして絶大な支持を集めるエイミー。今年のアカデミー賞の司会にも抜擢された。彼女は今まで美容整形を受けようとは考えたことがなかったという。でも帝王切開で息子を出産。その後子宮内膜症を治療するために子宮と盲腸を切除してから体重が増加。「チキンだけを食べウォーキングしても体重は変わらない」ことに気が付き、手術を受けることを決意したという。

自己嫌悪を募らせて

2022年1月にエイミーはインスタグラムで脂肪吸引を受けたことを報告した。さらに最近受けた雑誌『ハリウッド・リポーター』のインタビューの中でその理由について語った。「カメラの前に立つ人はみんなこういう手術を受けている。私はその現実を隠したくなかった」とコメントしている。「私は美人だったりセクシーだったりして有名になった訳ではない。だから美容整形を受けたことで批判される必要はない。でも自分の姿を鏡で見てうんざりする状態になっていた」。自己嫌悪を募らせていたと語り、手術は自分を好きになるためだったと説明する。

脂肪吸引の結果、77キロの体重をキープしているというエイミー。手術を受けたこともそれを告白したことも後悔していないという。「みんなが私の写真を見て『彼女は細くなった』と言うけれど、それは私が手術したから。告白するのは難しかったけれど現実的でありたかった」。手術をするのもしないのもその人の自由。手術を受けて自分を愛することができるようになるならばそれはポジティブなことだとエイミーは語る。とはいえその手術を隠してしまっては他の女性、特に若い女性たちに非現実的なボディイメージを与えることになってしまう。手術を受け、それをオープンにすることで現代の女性たちを苦しめる2つの問題ー自分を受け入れることとボディイメージーを両方を解決しようとしたエイミー。彼女の選択を評価する声が上がっている。