恋愛にズブズブはまる人がダイエットでも失敗する理由
なぜパーソナルトレーナーが恋愛を語るのか
私は、フラれた相手を見返すためにするダイエットや、モテるためのボディメイクを始めようと私のところに来る人には「結果が出たとしてもあなたの心は埋まらないよ、また次が欲しくなるだけだよ」と伝えるようにしています。ダイエットもボディメイクも、自分のためにやるもの。誰かや世間のためにするものではないのです。誰に何を言われようと、地球で自分1人しかいない世界が訪れようと「それでもやりたい!」と思うことをやるべきなのです。
私がこんな視点を持つようになったのは、私自身がその経験をしたから。世間に認めてもらいたくて、誰かに振り向いてもらいたくて、ダイエットを始めました。それで何度も失敗を繰り返したんです。周りを見回してみると、同じ経験をしている人は私だけではなくたくさんいるようです。その歪んだ願望を餌に商売をする人たちもたくさん目にしてきました。モテる髪型、モテる化粧、モテる仕草、モテる会話術といった雑誌が並んだり、「あの人を見返すためのダイエットを応援します!」「一緒に頑張ろう!」と背中を押す人たちもいる。
私は、フィットネスを”処方”する立場の人が、間違った目的でその”薬”を使おうとしている人に加担してはいけないと思っています。医者が薬を処方する時に、患者が間違った目的で使わないように指導するのと同じで、トレーナーとして私の責任だと思うのです。いくら効果の証明された薬だって、間違った目的で使えば毒にもなる。ダイエットも同じで、歪んだモチベーションで始めれば、仮に痩せたとしても、その未来では誰も得をしないのです。だから「ダイエットじゃあなたの悩みは解決しないよ」とまっすぐ伝えるのです。
AUTHOR
mikiko
パーソナルトレーナー|自身の失敗経験を元に個人差や体質を重視した『mikiko式フィットネス論』を提唱|身体と人生観が変わるフィットネス哲学で、一生ブレないための視野と学びを発信しています|流行を根拠と本質で斬る人| 筑波大学健康増進学修士|NZベストトレーナー入賞
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