【香りと性】においはなぜ記憶に残る?医師が教える、忘れられない人になる香水の活用術

 【香りと性】においはなぜ記憶に残る?医師が教える、忘れられない人になる香水の活用術
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皆さんは普段、どんな香りを身につけていますか?部屋に置いている芳香剤や、お香、お気に入りの香水など好きなにおいがあると思います。好きな香りを身につけることと、効果を期待して香りをまとうことは、もしかすると別物かもしれません。今回は、『女医が教える性のトリセツ』(富永喜代 著、KADOKAWA社)から、香水の戦略的活用術のヒントをいただきましょう。

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最もセクシーな香りと言われている「チュベローズ」

日常でも入浴剤や芳香剤など、いくつもの香りをシーンや場所によって使い分けている方も多いのではないでしょうか。香りにはさまざまな効果があり、身につける香りによって気分が変わることも。たとえば、セクシーさのボルテージを上げたいのなら、チュベローズの香りはいかがでしょうか。

チュベローズは別名「月下香(げっかこう)」「オランダスイセン」と呼ばれる、リュウゼツラン科の一種です。性欲をかき立てる香りとして有名で、花の中で最もセクシーな香りなんだとか。暗くなると香りが強くなる花で、かつてのヨーロッパではそのにおいに誘惑されて恋人同士が我を忘れて愛し合う危険性から、夜にチュベローズ畑のそばを通るのを禁止されたエピソードもあるほど。甘く優美な香りは、世界中の男女を虜にするようです。

「忘れられない香り」はなぜ忘れられない?

誰かとふとすれ違った瞬間に香ったにおいで、「あ、このにおいは好きな人の香りだった」と記憶がよみがえった経験。人間の脳の仕組みと香りは深く関係しており、においで思い出がよみがえるのもそのせいです。

香り、すなわち嗅覚から届いた情報は大脳辺縁系に直接届きます。大脳辺縁系は、「感情」「本能」「記憶」を司る部分。そのため、香りによって記憶がよみがえり、感情が動くのも納得できます。何の香りだったかを思い出す前に、記憶が頭の中にふとよみがえり、後から考えてみるとなるほど香りと思い出が結びついていた、ということもあるかもしれません。それほどにおいは本能で覚えているということでしょう。

「好きな香水」と「勝負香水」を一つずつ

「忘れられないあの人」になるために、香水を戦略的にまとう。これも大人のたしなみです。自らの気分を上げてイメージをつくるためにも、香りの戦略を見直してみてはいかがでしょうか。お気に入りの香水以外にも、もう一つ記憶に残すための「勝負香水」をバッグに忍ばせておくのも良いかもしれませんね。

性のトリセツ
『女医が教える性のトリセツ』(富永喜代 著、KADOKAWA社)

このほか、『女医が教える性のトリセツ』(富永喜代 著、KADOKAWA社)には、性の悩みを解決するヒントがあれこれ掲載されています。より豊かな性生活のために、知っておきたい要素が満載です。

教えてくれたのは……富永喜代先生
富永ペインクリニック院長。医学博士。日本麻酔科学会指導医。1993年より聖隷浜松病院などで麻酔科医として勤務、2万人超の臨床麻酔実績を持つ。2008年愛媛県松山市に富永ペインクリニックを開業。のべ23万5000人の痛みを治療し、性交痛外来では5000人のセックスの悩みをオンライン診断する。著書に『女医が教える性のトリセツ』(KADOKAWA、2022年)など。

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Text by Midori Matsumura

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ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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