【ミドルエイジからの性生活】からだの変化にも対応|中高年にすすめたい、満足度の高いセックスとは
年齢を重ねる自分に気づいてなんとなく脂っこい食べ物を避けたり、意識して運動するようになったりと、日々の生活を年齢に合わせてアップデートする一方で、セックスやマスターベーションの性生活はどうでしょうか。ずっと若い頃のやりかたを続けて、満足感を得られないと感じている人も多いはず。今回は、ミドルエイジ以降の性生活について、大切にしたいポイントをお話しします。
ミドルエイジ以降、からだにはどんな変化がある?
年齢を重ねると、こころにもからだにもさまざまな変化があり、若い頃のセックスのやり方が通用しなくなります。男性・女性ともにおとずれるエイジングの変化にはどのようなものがあるのでしょうか。
まずは女性の変化について、女性の性欲のピークはなんと55歳と言われています。女性ホルモンの分泌が低下することで、これまで女性ホルモン優位だった男性・女性ホルモンのバランスに変化が。相対的に男性ホルモンの影響が強くなります。男性ホルモンは性欲にも関連しており、このため女性の性欲が高まるというわけです。一方で、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減ることで、膣が乾燥しやすくなったり濡れづらくなったりと性交痛につながる変化も。
では、男性にはどのような変化があるのでしょうか。加齢とともに男性に訪れる変化には、勃起力や精液量の低下が考えられます。これは、加齢による筋肉量の低下が理由ということもありますが、ストレスや生活習慣病の影響もあります。特に勃起力を維持するためには、こころとからだの両方の健康が大切になってきます。
歳を重ねるとセックスには不利な変化ばかりのように見えますが、何歳になってもセックスを楽しむことはできます。ポイントは、エイジングによる変化を受け入れ、年齢に応じてセックスの方法も変化させることです。
ミドル~シニアにすすめたい、満足度の高いセックス
35~79歳の男女500名を調査対象とした「エイジングと性に関する調査」(TENGA社)によると、男女ともに性生活のアップデートは行った方が良いと思っているものの、実践できていない人が多い結果となりました。男性はおよそ6割、女性ではおよそ5割が性生活のアップデートに悩んでいる様子が浮き彫りになりました。
ミドルエイジ、特に50~60代は性生活にブランクがあっても実生活の落ち着きとともに再開する人が少なくありません。性生活のアップデートは、どのようなことを大切にすればうまくいくのでしょうか。
セックスの相互理解
お互いが望むセックスについて、伝えてみることが大切です。特に女性はからだの負担やペースなどを男性に打ち明けて相互理解をはかってみましょう。
挿入・射精をゴールにしない
先述の通り、男性は年齢を重ねると勃起力や精液量の低下がみられます。挿入・射精をセックスのゴールと捉えてしまうと、男性自身も女性パートナーにも負担をかけてしまうことも。スキンシップを楽しむセックスにシフトするのも一つの案です。
今までできなかったことに挑戦する
アダルトグッズを使用したセックスやマスターベーションで、感度を上げる工夫をしてみてはいかがでしょうか。グッズをパートナーと選ぶことで、お互いがどんな気持ちよさを求めているかの理解につながります。
性生活アップデートの第一歩は「年齢を重ねた自分と向き合うこと」
年齢を重ねるにつれてからだにもこころにも変化があるのは当然です。セックスだけいつまでも若い頃のまま維持するのは難しいですよね。ミドルエイジを迎えた自分と向き合い、どうすれば相手と気持ちよくなれるのか、コミュニケーションを高められるのかを考えてセックスをアップデートしてみると、新たな楽しみが見つかるかもしれません。充実した性生活で、気持ちよさと幸福感をパートナーと分かち合えるといいですね。
【調査概要】
エイジングと性に関する調査
調査元:株式会社 TENGA
調査期間:2021年8月26日~2021年8月27日
有効回答:35〜79歳の歳の男女500名(男女250名ずつ)
AUTHOR
ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く