50代以降、年数回セックスする人はどのくらい?【ミドルエイジの性生活の楽しみ方】悩みと理想
ミドルエイジ、特に50代以降の性生活では、年齢を重ねたことによる悩みが増えます。ブランクがあったり、からだの変化があったりと「これまでと何だか違うなあ」と悩んでいる人も少なくありません。セックスやマスターベーションの楽しみ方は、エイジングによって行い方も変わるもの。今回は、年齢を重ねたことによる性生活の悩みと楽しみ方についてお話しします。
エイジングによるからだと性の悩みはある?
35~79歳の男女500名を調査対象とした「エイジングと性に関する調査」(TENGA社)によると、男女とも加齢によって「性欲が弱まった・なくなった」と答えた人が最も多い結果となりました。
性欲の低下に続く悩みとして、男性では「勃起しにくい・持続しない」「射精に勢いがない」、女性では「濡れにくい」「膣に痛みを感じる」悩みが多く、セックスにおける加齢の影響を感じている人は少なくないようです。
では、ミドルエイジ以降はセックスの頻度も少なくなるのでしょうか? 同調査では、50代で年に数回以上セックスしている男性は58%、女性は34%でした。男女で違う点は、年数回以上のセックス頻度が、男性は40代よりも50代のほうがやや高かったのに対し、女性では40代よりも50代の方が減少していたという点です。
ミドルエイジ以降は、全体的にセックス頻度は減りますが、それでも70代で男性は約2割、女性の約1割が年に数回セックスを行っています。
パートナーとの性生活で大切にしたいことは
ミドルエイジ、特に50代以降はブランクがあった性生活が再開する人も少なくありません。性セラピストの高森由香さんによると、子どもや仕事から解放されパートナーとの時間が増えることでセックスを再開するケースが増えてくる世代とのこと。50代以降は、楽しむためのセックスをしたい気持ちが出てくるのかもしれませんね。
自分一人で気持ちよくなりたいのであればマスターベーションで十分ですが、パートナーとともに性生活に満足するためにはどのようなことが大切なのでしょうか。同じく「エイジングと性に関する調査」(TENGA社)によると、パートナーとの性生活に満足するために不可欠なことについて、男女ともに「パートナーとのコミュニケーションを大事にすること」が最も多数の回答を得ました。
続いて「今の自分(やパートナー)に合った方法を探ること」「無理をしないこと」の回答が多く、自分と相手のどちらの気持ちも大切にしようという意識がうかがえます。パートナーがいる場合、長くセックスを楽しむためにもお互いのセックスに対する意識の食い違いをすり合わせていくことが大切です。
性セラピストの高森由香さんはミドルエイジ以降のセックスについて、自分で性生活の期限を決める必要はないと言います。性交痛やマンネリなどの問題があれば、潤滑ゼリーやアダルトグッズを使用して新たなコミュニケーションの時間を楽しむのもひとつの手です。今はネットショッピングで気軽に購入できるので、パートナーと一緒に選んで試してみるのもよいかもしれません。
ミドルエイジ以降も存分に性生活を楽しむために
セックスやマスターベーションなどの性行為は、年齢を重ねても良い効果を感じることができます。たとえば、ストレスの軽減や美肌につながるといった調査結果もあり、アンチエイジングのメリットもあると考えられます。ミドルエイジだからこそできる性生活を楽しむことで、心身共に満足した生活を送りたいですね。
【調査概要】
エイジングと性に関する調査
調査元:株式会社 TENGA
調査期間:2021年8月26日~2021年8月27日
有効回答:35〜79歳の歳の男女500名(男女250名ずつ)
参考:
月刊TENGA第四十号.ミドルエイジからの「性」講座 医師と専門家に聞く、性生活アップデート術
月刊TENGA第三十七号.性生活と美肌の深いカンケイ 婦人科医に聞いた!カギは「バランスのとれた性行為」
AUTHOR
ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
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