性と真正面から向き合う時代へ|女性向けケアブランドirohaの考えるセクシャルウェルネス#1

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性と真正面から向き合う時代へ|女性向けケアブランドirohaの考えるセクシャルウェルネス#1

女性の課題をテクノロジーで解決する産業「フェムテック」が注目を集めています。その流れの中で、昨年秋、大阪の大丸梅田店に女性のためのフロアが誕生しました。ここでは、生理を快適に過ごすためのアイテムや女性向けセルフプレジャーグッズなど、女性に寄り添うブランドが軒を連ねます。このフロアの一角に店舗を構えるのが、男性向けセルフプレジャーアイテムTENGAから生まれた、女性向けのケアブランド「iroha」。日本ではタブー視されてきた女性の性欲に真正面から向き合うirohaが伝えたいメッセージとは。シリーズ「#大人こそ学びたいセクシャルウェルネス」では4回にわたってiroha広報担当者にお話を伺いました。

まるで和菓子と見間違うような、はんなりと愛らしいルックスが印象的なiroha。実はこれ、大人の女性に向けたセルフプレジャーアイテム。と言われてもピンとこない人も多いかもしれませんが、欧米では日常的に自立した女性が使うものとして、認知されているそう。日本でもirohaを通じて、女性が性を恥ずかしがらずもっと心地よく生きられる世界を目指すという取り組みについて、広報担当の犬飼 幸さんにお聞きしました。

男性だけではなく女性も「性を楽しめるように」

––日本ではまだまだセルフプレジャーはもちろん、性について女性が語るということに抵抗のある人も多いと思うのですが、そのような中でirohaを開発するきっかけはなんだったのでしょうか?

「弊社は男性向けのセルフプレジャーアイテムである『TENGA』からスタートしたのですが、その立ち上げ時から女性向けのブランドも想定していました。というのも弊社には“性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく”というビジョンがありまして、この誰もがというのは文字通り性別や国籍などを問わずみんなという意味なんですね。当然、女性向けのアイテムで女性の心地良さも追求したいという想いはありました。また当時から欧米ではセルフプレジャーアイテムは男性より女性用が多く、自立した女性が自分のために使うものという存在だったんです。となれば市場を国内だけでなく海外にも向けた時、やはり女性用を作らないという選択肢はありませんでした。ただ、創業当初は女性スタッフが少なく、女性にとって心地よい製品は女性が中心に開発すべきだという考えのもと、数年かけて女性スタッフが揃ってから作り始めたという次第です」

TENGA
取材で訪れたTENGA社のエントランスには「愛と自由とTENGA」というメッセージが。

––今までのセルフプレジャーアイテムらしからぬ見た目にも、オリジナリティを感じますね。

「そうなんです。セルフプレジャーアイテムって、色がどぎつかったりサイズが大きかったりと、ちょっと抵抗を感じる方も多かったと思うんです。その恐怖感を払拭できるようなもの、使ったことがない人にも手に取りやすいものを作りたかったので、和モダンをコンセプトにした愛らしいデザインに仕上げました。透明のプラスチックケースに入った姿はまさに和菓子のようで、何気なく置いてあっても生活空間に溶け込めるような商品を心がけています」

iroha
和菓子のようなデザインだが、これらは全て女性向けのセルフプレジャーアイテムだ。

––irohaは他のセルフプレジャーアイテムとは違い、親しみやすく可愛らしい見た目が非常に印象的ですが、このデザインや使いがってなど開発にあたってのこだわりやエピソードを教えてください。

「まずはこの独特の触感にこだわりました。irohaにはあてがうタイプと挿入するタイプがありますが、全ての製品が体に触れるものなのでサラサラの手触りと、プニプニとした触り心地が特徴のシリコン製となっています。これは、irohaが女性の肌の延長線上にあり、違和感なく使えるものとして考えた結果のこだわりなんです」

Text by Satomi Maeda
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