体が悲鳴をあげている?セックスを拒む女性の隠れた本音とは#大人こそ知りたい性のこと

 体が悲鳴をあげている?セックスを拒む女性の隠れた本音とは#大人こそ知りたい性のこと
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「今まで何度もセックスしてきたのに、なんで今さら拒むんだ」と悩む男性には、わからない事実があります。それは、セックスを拒む女性の本音には「痛い」「楽しくない」と言った理由が隠れていること。そんなセックスの悩みについて、日本のセックスカウンセリングの草分けであり臨床心理士の金子和子先生に、お話をうかがいました。

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セックスが楽しくないから、やりたくない

「一昔前、セックスは女性の務め、妻の仕事と言われていました。同時に、セックスは男性がリードするものだったので、女性が自分の希望を伝えるのは、はしたないことでした。そのため、痛くても、したくなくても我慢してセックスし続けた結果、セックスが楽しいものではなくなってしまったという女性が多いのです」と話すのは、日本のセックスカウンセリングの草分け的存在であり臨床心理士の金子和子先生。

90年代に思春期を過ごした今の30〜40代であっても、ストレスなくパートナーにセックスのリクエストができる人は、かなり少数です。不満のあるセックスを続けていくと、見えない何かが積もっていくようです。

性反応が起こらないから、痛い!

「楽しくない」という理由とともに、もう一つ女性がセックス拒む原因は「痛い」という物理的な性交痛です。

「正常なら前戯で性反応が起こり、女性器が潤ってくるという性反応が起こり、受け入れの状態ができます。それができていないと、セックスが不快なものに。それが繰り返されていくと、性反応そのものが起こらなくなるので、痛いんです」(金子先生)

毎回セックスが苦痛を伴い、楽しくないなら、女性にとっては負担以外の何物でもなくなっていきます。

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Text by Yuki Ikeda



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