体が悲鳴をあげている?セックスを拒む女性の隠れた本音とは#大人こそ知りたい性のこと

 体が悲鳴をあげている?セックスを拒む女性の隠れた本音とは#大人こそ知りたい性のこと
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男性は前戯が十分だと思っている

そのため、女性器が受け入れの体制を整えるには、丁寧な前戯が必要です。セックスレスを防止するためにも、パートナーにお願いしたい希望の前戯時間は、10分それとも20分?どのぐらい必要なのでしょうか?実際、カップルの多くはどのぐらいの時間をかけているのでしょう?

「現実はとてもシビアです。前戯から射精までを『セックス』とすると、10分程度が24%、20分程度が34%もいます。驚くことに、なんと、5分以内と答えた人が6%もいるんです。問題なのは、こんなに前戯が短いにも関わらず、多くの男性は『自分はしっかり時間をかけている』と思い込んでいるところです」(金子先生)

*日本性科学会セクシュアリティ研究会調べ

セックスが、たった5分なんて……体も心も準備が追いつかず、セックスを拒む女性がいるのも当然です。また男性は「喧嘩してもセックスすれば仲直りできる」と思っているのも、大間違い。女性にとってそんなセックスは苦痛であり、嫌悪しか感じられないものです。

セックスが嫌いになる前に、勇気を出してその理由をパートナーに話してみませんか?とは言っても、どう伝えれば相手を傷つけずに自分の本音が伝えられるのか、次回はその「伝え方」について金子和子先生にアドバイスをいただきます。

※家族にも友達にも、パートナーにすらも心の内を正直に話せないのが「セックスについての悩み」。もしあなたがセックスレスに悩んでいる、あるいはセックスが苦痛で本気で悩みを解決したいなら、多少の苦痛を伴ってでも専門家であるセックスカウンセラーの力を借りて、心と体に向き合ってみてはいかがでしょうか。本連載「#大人こそ知りたい性のこと」では、誰にも聞けないからこそ深刻化しやすい「30〜40代のセックス問題」について考えます。

教えてくれたのは...金子和子先生
日本性科学会 理事。臨床心理士。日赤医療センターで、30年以上セックス・セラピストとして勤務後、現在は「日本性科学会カウンセリング室」および「主婦会館カウンセリング室」でカウンセリングを行ない、多くの性の悩みの解決のサポートを行なっている。

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Text by Yuki Ikeda



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