【なんとなく不調の原因は自律神経にあり】たった30秒!春バテに効く「気持ちを落ち着かせるヨガ」
春になると「身体がだるい」「疲れがとれない」「気分の浮き沈みがある」「イライラしてしまう」などの身体と心の不調を感じる方も多いのでは。今回は、春に起きやすい不調の原因と「気持ちを落ち着かせる」ヨガのポーズをお伝えします。
季節の変わり目と自律神経
寒い冬が明け、待ち望んでいた春がくることを楽しみにしている方も多いかもしれません。しかし、季節の変わり目は体調を崩しやすい季節です。特に春は、気圧と気温の変化、そして生活環境の変化が著しく「自律神経」が乱れがち。自律神経は「交感神経」と「副交感神経」で成り立っており、自分の意志でコントロールできない神経。それぞれがバランスをとりながら、代謝や内臓の働きなどをコントロールし、私達の生命維持に欠かせない働きを担っています。
「交感神経」は、日中など身体が活発に活動するときに優位になり、「副交感神経」は、夜の身体が落ち着いているときに優位になります。この二つのバランスが崩れると、疲労感やイライラなどの不調が起きます。
自律神経の乱れを招く主な原因は?
・朝晩や日中の寒暖差、日々の気温の変化
・気圧の急激な変化
・季節による日照時間の変化
・卒業式、入学式、職場の異動など生活環境の変化
春は変化の多い季節なので、身体のだるさ、疲れやすさ、イライラ感、やる気が出ない、気持ちが落ち込みやすいなど、自律神経の乱れによる不調を感じやすくなります。交感神経が優位になりやすい時期だからこそ、気持ちを落ち着かせて副交感神経を優位にするヨガで、心と体をケアしていきましょう。
気持ちを落ち着かせる「三角のポーズ」
「三角のポーズ」は、胸をしっかり開くポーズなので呼吸を深めやすくなり、リラックス効果や気持ちを落ち着かせる効果、副交感神経を優位にする効果が期待できます。
※首のけがをしている方、妊娠中の方は、このポーズは控えてください。
やり方
①肩幅の二倍ほど足を開く。
②右足のかかとを軸に、太ももの付け根からつま先まで外に開く。左足のつま先は少し内側に向ける。
③おへそを真正面に向けたまま、両手を広げる。
④右手をヨガブロックまで降ろし、左手を天井に突き上げる。
⑤目線は左指先へ、そのままキープで呼吸をする(反対側も同じです)。
ポーズを行う際のポイント
・左足の土踏まずと右脚のかかとが一直線になるように意識する
・足のつま先と膝の向きを同じにする
・おへそは真正面を向ける
・天井に上げた手の肩を後ろに引くように胸を開く
・左脚のかかとが床から浮かないようにする
私の住んでいる地域は南国よりになるので、3月になると日中の気温が18度くらいまで上がります。2月の極寒から気温が急にググッと上がると、いつも心と身体の不調を感じていました。まさに、自律神経の乱れによる不調ですね。
今回ご紹介した「三角のポーズ」は、私自身も気持ちが沈んだときによく行っていたポーズです。身体の伸びを心地よく味わいながら、チャレンジしてみてください。心と身体の調子が崩れやすい時期だからこそ、無理なく身体を動かして気持ちをスッキリさせていきましょう。
動画で動きを詳しく確認したい方はこちら
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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