【相談】「産後体重が戻りません…」体に優しい、アーユルヴェーダ的なダイエット法は?#毒出し保健室

 【相談】「産後体重が戻りません…」体に優しい、アーユルヴェーダ的なダイエット法は?#毒出し保健室
Photo by Tina Dawson on Unsplash

アーユルヴェーダの中で大切にされている考え方をシンプルに言うと、"体に毒を溜めない/毒を排出する"という『毒出し』。 「大きな声ではちょっと言えない」「身近な存在の人には知られたくない」と言った悩み事を抱えていませんか? 体調や心の悩み、人間関係やら恋愛、夫婦やパートナー間のあれこれまで、皆さまの悩ませている毒を溜めずに排出するべく、アーユルヴェーダアドバイザー/ヨガ講師の桑子麻衣子がアーユルヴェーダとヨガの智慧をベースにお悩みに答えます!

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【今回のお悩み】「産後体重が戻りません…」

「産後2ヶ月の26歳新米ママです。食べづわりがあったため妊娠中に体重は14キロ増。自然分娩で出産翌日には5キロ減しました。完全母乳で育てているからと油断して気にせずに何でも食べていたところ、先日体重計に乗ったら出産翌日からほとんど体重が変わっていません…(泣)産後の健診で担当医からは「問題ないので、ゆるめの運動からはじめて大丈夫です」と指導され、天気の良い日には散歩をしたり、ゆるめのヨガをしていますが…気分は良くなりますが、体重は減りません。完母なので、油断して食べすぎているのかもしれません。とにかくたくさん白米を食べているのと、間食にもおはぎなどエネルギーになるようなものを食べています。妊娠中から便通も良くなく、お腹に余計なものが溜まっているのでしょうか…?無理に食事制限はよくないと思っています。【産後 ダイエット】とネット検索しているからか、最近はよく「産後ダイエット用のサプリメント」や「便秘サプリ」の広告が流れるようになりました…サプリメントは、母乳に影響しますよね…?!できれば自然な方法でダイエットをしたいのですが…」(26歳・女性)

アーユルヴェーダアドバイザーのアドバイス

CCF Teaで体と心のデトックスを

産後の体重管理はママさんに多い悩みですよね。

まず、ダイエットサプリメントが母乳に影響するか否かですが、授乳中のサプリメントの服用は、母乳に影響する可能性は充分に考えられると思います。母乳はママの血液から作られるため、ママが口にしたものは、巡り巡って赤ちゃんの口に入っていくのです。最近の産後のママ向けサプリメントには、「授乳中OK」というもの増えているようなので「どうしても気になる」という方は、担当医に相談してみると良いかもしれません。

とはいえ、相談者さんはなるべく自然な方法で便通を良くしてダイエットをしたいということですので、アーユルヴェーダですすめられているデトックスティー『CCF Tea』を試してみてはいかがでしょうか?

CCFは、Cumin(クミン)、Coriander(コリアンダー)、Fennel(フェンネル)の頭文字の略。スーパーでも手に入りやすい、これら3種類のスパイスシードで簡単に作ることができます。もちろんノンカフェイン

ミネラルや抗酸化物質が含まれていて、お腹に溜まった老廃物をスッキリさせてくれます。

CCF Teaレシピ

【材料(コップ2杯分)】

・水: 500ml

・クミンシード: 小さじ1/2

・コリアンダーシード: 小さじ1/2

・フェンネルシード: 小さじ1/2

【作り方】

  1. 全ての材料を小鍋にいれて、沸騰させます。
  2. 沸騰したら、弱火にして10分程度煮立たせます。
  3. 煮出したら、スパイスを濾します。
  4. 完成!

CCF Teaは産後のママさんだけでなく、自然派ダイエットをしたい方、また食べすぎてしまった方などにもおすすめのレメディー。わたしは、外食続きの時や「腸の調子がいまいち...」と言う時にも飲むようにしています。多めに作って保温ボトルにいれて1日かけてゆっくり飲むのがおすすめ。

小さじ1程度のはちみつを加えると、体力と活力のいるママのエネルギーアップにもつながるので試してみて下さい。

※注意…1歳未満の乳児にはちみつを与えると赤ちゃんがボツリヌス菌で中毒を起こす「乳児ボツリヌス症」を発症しますので与えないで下さい。

出産でたくさんの活力が奪われているため、産後のママの体そして心は、どうしてもエネルギー不足になってしまいます。アーユルヴェーダでは、最低でも産後半年間はゆっくり過ごして、活力を取り戻すようにすることが勧められています。完母で育てられているのであれば更にエネルギーは必要になると思います。

相談者さんは、しっかりと赤ちゃんとママご自身のエネルギーになるものを中心にお食事も摂られているようなので、余計なものを体に溜めないことを意識するのが良いのではにでしょうか。

体の重さや心の重さなどは、余計に溜め込んでいるものを上手に手放すことでスッキリすることもあります。ぜひ赤ちゃん、そしてご自身の体と心に寄り添って今の時期を過ごしてみて下さい。

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AUTHOR

桑子麻衣子

桑子麻衣子

1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。



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