【お悩み相談】「ドライアイで朝から涙が止まりません」#アーユルヴェーダアドバイザーの毒出し保健室
アーユルヴェーダの中で大切にされている考え方をシンプルに言うと、"体に毒を溜めない/毒を排出する"という『毒出し』。 「大きな声ではちょっと言えない」「身近な存在の人には知られたくない」と言った悩み事を抱えていませんか? 体調や心の悩み、人間関係やら恋愛、夫婦やパートナー間のあれこれまで、皆さまの悩ませている毒を溜めずに排出するべく、アーユルヴェーダアドバイザー/ヨガ講師の桑子麻衣子がアーユルヴェーダとヨガの智慧をベースにお悩みに答えます!
【今回のお悩み】「ドライアイで朝起きた瞬間から涙が止まりません」
ドライアイに悩んでいます。
コンタクトもメガネもしていない裸眼なのですが、朝起きた瞬間から目が乾燥していて涙が止まりません。
事務職で1日中パソコンと向き合っています。また、子どもを寝かしつけをした後に寝る前までスマホをいじっていることも原因の一つかもしれません。
最近は、ドライアイがひどい時に頭痛に悩まされることもあります。
(30代前半既婚女性・子ども1人・事務職)
アーユルヴェーダアドバイザーのアドバイス「目に灼熱感はありませんか?冷やしてみてバランス調整を」
オフィスワーカーの方はもちろん、現代人によく聞かれる悩みの一つがドライアイや眼精疲労。
お察しの通り、パソコンやスマートフォン等のデジタルデバイスの長時間利用がドライアイの原因の一つとして考えられています。
お仕事でパソコンを使うことは致し方ないこと。ですので、それは変えられないこととして鎮静する方法を後述しますね。そして、まず第一にお子さんを寝かしつけした後のスマホいじりの時間を極力控えるようにするのをおすすめしたいです。
ブルーライトを夜の時間帯に浴びることで、サーカディアンリズムに影響を与えて、自律神経系や内分泌系、免疫系にも悪影響を及ぼすと考えられていて、頭痛もこれが影響していることが推測できるかもしれませんね。
きっと相談者さんにとって子どもが寝静まったあとのほんのささやかな楽しい時間の一つでもあるかもしれませんが、スマホいじりの代替としてドライアイを鎮静する『クールダウンアイマスク』をトライしてみてはいかがでしょう。
ドライアイの時や体調不良の時、またアレルギーの季節などに「目が熱い」という目に”灼熱感”を感じたことはありませんか?アーユルヴェーダ的に考えると、目は熱(火)を持ちやすい感覚器官。熱が過剰になってしまうことでバランスを崩し毒が溜まりドライアイなどの症状につながってしまうものと考えられます。
アーユルヴェーダでは、首から上は温めすぎない方が良いと考えれるので冷やすことでバランスが取れることもあります。
おすすめはバラの蒸留水『ローズウォーター』を利用したアイマスク。ローズウォーターはお肌の火照りや赤みを抑えてくれて、全身に使えます。
ローズウォーターウォーターアイマスク
準備するもの
- ローズウォーター
- コットン2枚
使い方
- 冷やしたローズウォーターにコットンを浸す
- コットンを軽く絞って、目を閉じてアイマスクで覆う
- 5分程度そのままゆっくり過ごす
目は五感の中でも最もたくさんの情報を取り入れる感覚器官。その割当は、8割とも言われています。これだけ情報がたくさん溢れている世の中で、自分にとって最適な情報を手に入れるためにもアイケアはとても重要とも言えるかもしれませんね。
ローズウォーターが手に入らない場合は、お水でも代替可能です。
どなたでも気軽にできるセルフケアですので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
AUTHOR
桑子麻衣子
1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。
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