味のない飲み物は素晴らしい!アーユルヴェーダ的に考える【水・白湯】の魅力とおすすめの取り入れ方

 味のない飲み物は素晴らしい!アーユルヴェーダ的に考える【水・白湯】の魅力とおすすめの取り入れ方
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HIKARU
HIKARU
2022-01-02

ヨガ講師でアーユルヴェーダカウンセラーとしても活動するHIKARU先生に、アーユルヴェーダの知恵を借りて、日々を心地よく過ごすヒントを教えていただきます。

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朝起きたら、コップ一杯の水を飲むことをおすすめします。常温の水で大丈夫です。寝ている間は数時間ほど絶食状態ですから、水分補給が必要です。また起きがけの水は、内臓にほどよく刺激を与えて、その後の、排便の誘いにも有効活用できます。一日の活動を始める前、特に出かける前にスムーズな排泄があると、安心して前向きにスタートしやすくなることでしょう。

排泄は、自然の衝動の中でも最も大切な、抑えてはいけないいわゆる生理的衝動でもあります。忙しい日中に、トイレに行きたいけれど後回しにしてまったり、何かに没頭していると、トイレに行きたいことも忘れてしまう…なんてことはありませんか?排泄を代表とする様々な自然の衝動を抑えてしまうと、体のリズムが乱れて来て、体調を崩す原因になり兼ねませんので、日中もトイレを我慢しないように!日中に数回の排尿、2〜3時間に一回はトイレに出かけるくらいが目安となります。

また、毎日食事をとる人は、排便も毎日あることを目指したいものです。外出先のトイレでは、気が引けるなどと我慢をされないように。自然の衝動、体からの声には、ぜひ応えてあげてください。そして、スッキリした後には、朝だけでなく、日中もお水をこまめに飲みましょう。ひと工夫できる方は季節に合わせて、ほっとする程度のお白湯も、体に馴染みやすいのでお勧めです。

水や白湯は、味からの影響を受けない「唯一の純粋な水分」

実はアーユルヴェーダでは、味には6種類あって、甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、渋味。この6つの味には、それぞれ体に対して作用していく役割があると考えられています。例えば、お茶などによく含まれる“渋味”には収斂作用があって、よく化粧水などの説明で使われるいわゆる引き締め効果です。様々な味がある食事の時に飲むのはいいのですが、食事どきでは無い時に飲み続けていると、収斂作用が効き過ぎて、腸内も引き締めるようになり、便秘を引き起こす可能性も出てきます。そう考えると、水や白湯は、味からの影響を受けない、体に邪魔しない、唯一の純粋な水分なのです。一度にいっぱい飲むというよりは、まるでウイスキーをちびちびやるように、こまめに。季節に応じて、日中に1リットル〜2リットルくらいを目安にとると、良いとされています。

食べ過ぎや、胃もたれするような時には、熱めのお白湯がおすすめです。消化促進のサポートをしてくれます。食欲がない時にはお白湯でしのぎながら、一食スキップすることで胃腸が休まり、次の食事の時間には美味しく食べられるかもしれません。

水や白湯では味気ないと思われがちですが、だんだん飲み慣れてくると、“味が無いって素晴らしい〜” “水やお白湯が一番”と感じはじめます。水や白湯を美味しく飲めるように、お気に入りのカップやマイボトルで気分を上げるのも楽しいですね!

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HIKARU

HIKARU

アンダーザライト ヨガスクール リードトレーナー、全米ヨガアライアンスE-RYT500、YACEP認定講師、シヴァナンダヨガ正式指導者。アーユルヴェーダ・ヒーリングコンサルタント(日本アーユルヴェーダスクール認定)、Ayurvedic Medicine Practitioner(米国補完医療大学発行)など各資格を取得。AyuSya(アーユシュヤ)にて、ヨガとアーユルヴェーダの叡智を統合させたセルフケアの方法を提供する。著書に「やさしいヨガ」「HIKARUの楽しいヨガ」「はじめての楽しいヨガ」「はじめてのアーユルヴェーダ」(主婦の友社) www.ayusya.jp



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