日常生活で圧倒的に使えていない部位が【巻き肩】の原因?ごろ寝1分で改善できる魔法のストレッチ
巻き肩や猫背から起こる体の不調は様々あり、悩んでいる方も多いと思います。なかなか治らないのは誰もが行っている生活の中の動きに原因があるからかもしれません。 巻き肩の改善と予防に繋がりバストアップ効果と肩こり解消も期待できる、たった1分の魔法のストレッチのご紹介です。
日常生活の"あの動き"が巻き肩の原因に?
巻き肩は長時間の猫背や同じ姿勢からなりやすいということをご存じの方も多いと思います。
巻き肩の人の特徴は、肩の内側(小胸筋)と肩(三角筋)や肩甲骨回りが硬くなっていること。
静止姿勢で固まることだけが巻き肩や猫背の要因と思われがちですが、日常生活の動作でも巻き肩を引き起こしているかもしれません。
例えば
・パソコン作業や文字書き
・食器を洗う
・洗濯物を干す
・テーブルを拭く
これらの動作をする時、手の平は全て自分の足や床の方に向いているはずです。
何かを指で掴む動きは全て同様で、脇の下が縮みます。下のイラストの部位が大きく開閉動作になることはないと思います。
では手の平が上へ、天井側へ向いてる動作はどうでしょうか?ストレッチやダンス等は別として、日常生活で手の平が上に向いて行う動作や作業は圧倒的に少ないと思いませんか?
それは生活の動作でも肩の内側が使われにくく、肩甲骨が前に倒れている時間が長くなっていると言えます。
日常の何気ない動作でも肩の内側の小胸筋や大胸筋は自然と縮まり、肩甲骨周りの筋肉(ローテーターカフ)を固めて動いている事が巻き肩になりやすく、なかなか改善しない原因になっているかもしれません。
床を使って姿勢の感覚を覚えよう
巻き肩の改善のストレッチはたくさんあり、座って行うものや寝て行うもの等様々ありますよね。
気がつかない間に内側に肩が入り込み、その姿勢で固まってしまうのが巻き肩ですから正しい姿勢を見失いがちです。
今回のストレッチでは、床の固さを使い姿勢を矯正しながら行えることと、自らの正しい姿勢を背中で感じて気がつけることが特徴です。
ストレッチをして伸ばす動きに加えて、床についた背中で覚えた姿勢の感覚を日常生活で取り入れることで巻き肩の予防や改善に繋がります。
毎日繰り返すと確実に姿勢が変わるので、床に背中があたる角度や腕の可動域で改善具合も自分で感じやすいです。
肩の内側が柔らかくなり、胸が開いてくると、仰向けに寝た時に無意識でも肩甲骨と床との接地面が増えます。また、肩の内側を多く使う事で大胸筋や小胸筋も連動的に動くので、美しい姿勢とバストUPにも効果的です。
さらに、肩甲骨回りの筋肉をたくさん使うことで肩こり解消にも繋がり、ストレッチ後はとても気持ちがいいです。
朝に行い正しい姿勢の感覚を掴み、1日を過ごすのもおすすめ。もちろん、1日の終わりにリセット的に行うのも効果的です。
スッキリと背中が伸びて胸が開き、正しい肩の位置を保てる、簡単かつ万能なストレッチのご紹介です。
やり方
Step1
床やヨガマットの上に仰向けに寝ます。※ベットや柔らかい所では行わないでください。
両肘を脇腹に着けて、肘を曲げ手のひらを自分の顔の方へ向けます。
これがスタート位置です。
Step2
胃の裏側の胸椎は浮かせないようにして、肩甲骨は寄せて下げるようにして肩の内側を天井側へ開きます。
息を吸って準備、吐くタイミングで両手の親指が床へ近づくように腕を体の横へ開いていきましょう。
※腕が動くときに肘は脇腹から離さないようにするのがポイントです。
吸いながらスタートの位置へ戻ります。
3セット繰り返し、3セット目で両手の親指が床へ近いところで止めて3呼吸します。
AUTHOR
miyuki
ピラティスインストラクター/ダンスインストラクター。12歳からクラシックバレエやジャズダンスを始め、その後モダンダンス、Hip Hop、ラテンダンス等を学ぶ。 ダンス旅行で訪れたNYでピラティスに出会い、帰国後ピラティスインストラクターのライセンスを取得。指導歴は18年。FTP認定マットピラティスインストラクター/ダイエット指導士/からだスキャンセルフマッサージ/ZUMBA Basic1/RYT200(ヨガ)など資格を多数所持。元モデル・レースクィーンとして活動した経験もあり。
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