【ただ寝るだけで体がほぐれる】猫背や巻き肩を改善する仰向けストレッチポール活用術

 【ただ寝るだけで体がほぐれる】猫背や巻き肩を改善する仰向けストレッチポール活用術
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君嶋瑠里
君嶋瑠里
2022-01-21

普段からデスクワークの人、スマホを見る時間が長くなりがちな人は姿勢が悪くなり、猫背になって巻き肩の癖までついて治りにくくなってしまいますよね。改善のためのストレッチやエクササイズを行おうとしても、やり方が分かりにくかったり、結構手間がかかったりして諦めてはいませんか?今回は、誰でもセルフで簡単に効果を上げられる、ストレッチポールを使った寝たまま姿勢改善法を紹介します。

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猫背や巻き肩の原因となる前屈みの姿勢

日ごろデスクワークやスマホを見る時間が長いと、知らず知らずのうちに背骨を丸めたり、頭や肩の位置を前に突き出したりして姿勢を悪化させてしまいます。それが慢性化してしまえば姿勢を維持するための筋力バランスが崩れ、猫背だけでなく巻き肩もなかなか治りにくくなってしまいます。

寝ただけで姿勢を改善!?ストレッチポール

長い筒状の形をしたストレッチポールは、両手や両足を地面についた状態のままでポールの上に仰向けになることで腰や背中、肩まわりの姿勢を正し、緊張した筋肉を緩める効果のある便利なアイテムです。

ストレッチポール
ストレッチポール/
photo by AC

ストレッチポールを使ったさまざまな運動法もありますが、ストレッチポールにただ乗っているだけでも姿勢改善の効果は高いです。ストレッチポールは頭部と胸椎、骨盤にある仙骨に当たるようになっており、背骨や骨盤のアライメントを本来のあるべき位置に正してくれます。

ストレッチポール
ストレッチポールの接地面は頭部、胸椎、仙骨/
illustration by AC

背中が丸まりがちな人におすすめ!

とりわけ背中が丸まりがちな姿勢の人は背中や胸の筋肉が緊張し、肩こりや腰痛を感じるだけでなく、胸郭も閉じてしまうため呼吸が浅くなり疲れやすい体質に。このような症状の人にストレッチポールはおすすめです。胸椎が正しい位置に戻ることで胸郭も自然と広げられ、緊張しきった周辺の筋肉も緩んで呼吸も楽になり、心身ともにリラックスすることができるでしょう。

乗るシーンはこんな時!

朝目覚めた時

筋肉や関節が動かしにくい朝に行うことで、体がリフレッシュして1日の活力につながります。

夜寝る前

姿勢をリセットするだけでなく、一日の終わりに行うことで疲労回復の効果や安眠効果も得られます。

肩こりを感じた時

肩こりを感じた時に行うと痛み緩和につながります。

運動前の準備として

運動前に行うと姿勢が改善して楽に体を動かせます。

ストレッチポール
ストレッチポールに仰向けで手のひらを上向きにし、胸や肩を開く/
illustration by AC

今回ご紹介するのはストレッチポールにただ乗って寝るだけの簡単なものではありますが、いくつか注意点を紹介します。

1.ストレッチポールの上に寝る際は、まずお尻からゆっくりとポールに仰向けになる。頭がはみ出さないようにする。

2.両腕の肘は床についたままにするが、肩が上がらないよう肩甲骨をお尻のほうに下げるよう意識する。

3.手のひらを上向きにして肩や胸が開きやすいようにする。

4.頭、胸椎、仙骨にポールが当たっているか確認する。

5.ポールに乗ると肋骨が自然と開きやすくなるものの、腰や背中が反り過ぎると肋骨も開き過ぎてしまうため、腰の下に手のひら1枚分が入る程度のスペースにしておく。

もしも可能なら、1日のうちに数回繰り返すと効果も高くなっていきます。ただし、乗っている時間が長くなると当たっている部分の炎症を引き起こす可能性もあるため、いくら気持ち良くても一回につき15分以内を乗る時間の限度としましょう。

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AUTHOR

君嶋瑠里

君嶋瑠里

2017年、会社員の仕事で心身共に疲弊していた頃、インストラクターの友人の紹介がきっかけで知った綿本彰氏のスタジオを訪れ、師事する。パワーヨガ、ラージャヨガ、その他様々な瞑想法を学び、2018年、同氏の指導者養成講座を修了し、ヨガインストラクターに。日常に活かせるヨガをテーマに実践中。2018年、日本ヨーガ瞑想協会講師登録/2019年、全米ヨガアライアンスRYT200取得



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ストレッチポール
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