【不完全さを受け入れよう】あなたのポジティブな振る舞いが「有害」に変わるとき
感情に逆らうのではなく、感情とうまく付き合う方法
感情を説明するよりも、体の感覚で認識し、思いのまま表現する方が簡単なことが度々あります。感情を特定するためには、まず身体的なことから始めるとよいでしょう。例えば、座っているときの足の感覚を説明するのは、感情を感じるよりもずっと簡単かもしれません。
・椅子や床に座る自分のお尻や、足の位置など、現在感じている感覚を把握することから始めましょう。背骨の向きはどうですか?肩は柔らかくなっていますか?それとも猫背ですか?
・それから、身体の感覚に気づきます。個人的には、自分の不安を体で観察すると、常に動いていることに気がつきました。最初は、不安がみぞおちあたりに留まっているように感じますが(ジェットコースターに乗っているような感覚)、よく注意してみると、実際にはもっとダイナミックに動いているのです。自分の身体的な症状を見ていると、それが変化したり過ぎ去ったりするのを観察します。
・次に、自分の感情を観察します。最近の研究によると、私たちは全部で27の感情を経験しているそうです。不安、怒り、喜び、寂しさ、悲しみ、驚きなど、身近なものからチェックしていきましょう。
・尚、一見すると矛盾した複数の感情を感じることがあります。これは間違ったことではなく、人間らしいことです。
・また、このプロセスで誰かをリードすることもできます。終わった後は、深呼吸をしたり、新鮮な空気を吸ったりして、自分のエネルギーをクリアにする方法を用意しておきましょう。私は、手を洗ったり、シャワーを浴びたりといった、入浴の儀式も気に入っています。
教えてくれたのは…サラ・エズリンさん
サラ・エズリンさんは全米ヨガアライアンスRYT500認定インストラクター。心理学を学び、ライフコーチとしての経験を生かし、現在はサンフランシスコを拠点にヨガティーチャー・トレーナー、ライター、モチベーターとして活躍している。詳しくはホームページをチェックして。
ヨガジャーナルアメリカ版/「When Your Positive Attitude Turns Poisonous」
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ヨガジャーナルアメリカ版
全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。
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