【漢方薬剤師が伝授】未病にも有効!?コロナ禍のストレス対策に役立つ「漢方薬」とセルフケア
――日常生活で他にできることがあれば、教えてください。
久保田さん:ストレスを感じる「肺」を強めるのであれば、ほふく前進も良いですよ(笑)。肺が弱い人は、赤ちゃんの時にハイハイをしていない人が多いと言います。大人になってできるハイハイに代わる姿勢、ほふく前進は「肺」を強めることができるのでぜひやってみていただきたいです。
またストレスでよく眠れないと感じる方は、簡単な呼吸法がおすすめです。カエルの様にお腹を膨らませるように全身に氣を巡らす腹式呼吸をします。やり方は1分間に2呼吸、15秒で吸って15秒で吐いてを2回、ゆっくり行ってみてください。その際に顔にティッシュを近づけたときティッシュが揺れないくらいの腹式呼吸で全身に息を送り込むようなイメージをしながらする呼吸法が効果的です。最初は難しいと思うので1分間で3回、4回から始めてください。自然と眠りにつきやすくなります。
漢方薬・漢方茶や肺や肝を意識するような生活など情報や知恵を活用して、ストレスを上手に手放しながら過ごせると良いですね。
プロフィール:久保田佳代さん
「氣生薬局」代表。父は乳児院院長、母は薬剤師、長女は歯科医、次女は眼科専門医という医療一家に産まれたが、昨今の臓器医療である西洋医学とは違い、人に向き合い、カラダとココロの両面から治療が行える漢方を志し27年が経つ。昭和薬科大学卒業、老舗漢方薬局を経て、「氣生薬局」開局。サプリメントアドバイザー、漢方茶マイスター、日本プロカウンセリング協会1級、ベビーマッサージ講師など多数資格取得。薬膳スープキットが自宅に届くオンライン講座など各種セミナーや漢方スクール「通信講座で学ぶ 漢方の基礎知識」なども開催。Twitter(@kanpou_kio)やInstagram(@kampo_kio)でも情報を発信している。
セミナー情報
★ZOOMを使ったオンラインセミナー「<冬の養生>薬膳スープから学ぶ東洋医学・漢方」
開催日時:2021年12月1日 11:00〜13:00
一般:7,000円(IHTA会員:5,000円)
※詳細は、IHTAセミナー詳細情報・申し込みページに掲載。
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ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
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