『怒りに火をつけろ』(ことさら出版)
性暴力の記憶がよみがえらなくなった|何年も苦しんだ複雑性PTSDからの回復と適切な怒り【体験談】
『怒りに火をつけろ』(ことさら出版)の著者・小林エリコさんは、カウンセリングを受け始めて4年で、兄からの性暴力の記憶が自動的によみがえることはなくなったといいます。回復の背景には、就労や信頼できるパートナーの存在もありました。後編では、親への複雑な感情や「適切な怒り」の意味、そしてカウンセリング費用への助成制度実現への思いについて伺いました。
性格の問題だと思っていた症状は、複雑性PTSDだった。性暴力被害のその後|石川優実さんインタビュー
性暴力被害は、その後の人生に深刻な影響を及ぼすことがあります。性暴力被害によって発症した複雑性PTSDやうつ病と向き合ってきた俳優の石川優実さん。『私が私を取り戻すまで──性暴力被害のその後を生きる』(新日本出版社)の著者である石川さんに、日常生活での困難や、病院・カウンセリング探しの実情についてお話を伺いました。被害から時間が経った人が直面する課題と、必要な支援のあり方が見えてきます。※本記事は性暴力に関する内容を含みます。
働けなくなるという恐怖…性暴力被害で複雑性PTSDになった当事者が語る経済・住居・就労の壁|石川優実さん
性暴力被害によって複雑性PTSDやうつ病を抱えた場合、治療だけでなく、経済面や住居、就労といった生活全般に深刻な困難が生じます。『私が私を取り戻すまで──性暴力被害のその後を生きる』(新日本出版社)の著者・石川優実さんに、被害後の暮らしについて引き続きお話を伺いました。生活保護の利用、安心して住める家の重要性、そして「働きたくても働けない」現実。被害者が自分の力で生きていくために必要な支援とはどんなことでしょうか。※本記事は性暴力に関する内容を含みます。
「自分はダメ」と思い込む人に読んでほしい。日本で認知度が低い複雑性PTSDの症状とセルフケア
従来のPTSDは、事故や事件などの単発的な出来事がきっかけとなりますが、複雑性PTSDは日々積み重なった体験によって生じる点で大きく異なります。公認心理師・臨床心理士の吉田美智子さんによると、複雑性PTSDでは通常のPTSD症状に加え、感情調節の困難、自己否定感、対人関係の困難という3つの特有症状が現れるそうです。日本ではまだ十分認知されていないため、適切な診断を受けていない方も少なくないと考えられています。
「愛されて育った」のに生きづらい人へ。複雑性PTSDが「普通」の家庭でも起こる理由|専門家に聞く
公認心理師・臨床心理士の吉田美智子さんに、複雑性PTSDについて詳しくお話を伺いました。複雑性PTSDの最大の原因は親子関係における虐待やネグレクトなどの不適切な養育で、かつて当然とされていた厳しい「しつけ」も含まれます。学校でのいじめや職場でのハラスメントなど、慢性的に続く被害も要因となるとのこと。回復には長期的な取り組みが必要で、まずは信頼関係の構築が重要だといいます。周囲の人は安心できる存在として寄り添い、アドバイスよりも、話を聞くことが大切とのことです。
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