アンダーバストは骨の位置でいうと肋骨や肩甲骨の下あたりを取り囲んでいる部分です。ここが引き締まっているとトップバストとの差が際立って、メリハリのあるバストラインになります。
アンダーバストが太くなる原因は、サイズの合わない下着をつけていることや、姿勢不良によるものが多いです。姿勢が悪いと肋骨や背中の周りに脂肪がつきやすくなるので、メリハリのないバストラインになってしまいます。
胸の筋肉は大胸筋を始めとしてさまざまな筋肉が重なり合って構成されています。それらの中で、バスト下部の引き締めに関わる筋肉が前鋸筋です。前鋸筋は脇の下にある筋肉で、肩甲骨から肋骨側面に広がりながら付いてます。前鋸筋は別名ボクサー筋と言われていて、ボクシング選手のように素早いパンチを繰り出す動作の際に、大きな力を発揮します。
日常動作で前鋸筋は、腕を前に出す・後ろに引く、手を床や壁について体を支える、深い呼吸をする時などに使われます。
普段の生活では意識して使うことが少ない筋肉でもあるため、前鋸筋が硬くなる・弱くなると背中がガチガチになってさらに姿勢が悪くなります。そうなると胸の筋肉全体の力も弱くなるため、バストラインが下がる・アンダーバストが太るということにつながっていきます。
アンダーバストの周りは脂肪がつきやすいので、肋骨や肩甲骨周りの運動を行って引き締めていきましょう。背中を伸ばした状態でパンチ動作をするように腕を動かしますが、前鋸筋をしっかりと使うためには肩甲骨を前後に押し出すように動かすことがポイントです。
(1)あぐらをかいて床に座り、 手のひらを下にして両腕を前に伸ばし、息を吸いながらひじから両腕を後ろに引きます。この時、肩甲骨を寄せる意識をしましょう。
(2) 息を吐きながら両腕を前に伸ばします。この時肩甲骨同士を開くイメージで動かして下さい。一連の動作を繰り返します。
<NG>首や肩に力が入りすぎないように、猫背にならないように注意して下さい。
基本のエクササイズを片腕ずつ交互に行ってみましょう。腕を前に伸ばす時は上半身がねじれないよう、身体を正面に向けたまま行ってください。
エクササイズの詳細は以下動画でも確認いただけます。