テレワークが増えたことに伴って、腰痛や足のむくみといった悩みが増えているようです。床や椅子に長時間座っていると骨盤や周囲の筋肉が硬くなりやすく、そこから腰や足の悩みにつながることがあります。これらはもも裏の筋肉がガチガチになることが原因です。
座る時間が長くなると足の筋肉を使う機会が減り、太ももの筋肉の柔軟性がなくなっていくからです。
もも裏には膝を曲げる・股関節を伸ばすことに関わる「ハムストリング」と呼ばれる筋肉があります。この筋肉は坐骨から始まり、膝の内側と外側に付着する走行をしています。
ここの筋力や柔軟性が衰えると骨盤が歪みやすくなり、結果的に腰の筋肉にも負担がかかるようになります。
下は骨盤が後ろに傾いている姿勢ですが、ハムストリングが縮みすぎることによって起きる姿勢です。
骨盤の歪みは股関節や腰の動かしづらさにつながります。下半身の筋肉が衰えると、日常生活での運動量が落ちやすくなることからが代謝の低下を招きます。
ハムストリングをほぐして、足回りを動かしやすくしていきましょう。不調の改善だけでなく、もも裏は大きな筋肉でもあることから代謝が上がり、痩せ体質にもつながります。
(1)両膝を立てて座り、手でつま先を持って体を左右に揺らす
(2)坐骨の下にテニスボールを置き、足を伸ばして軽く前屈する
(3)両手を後ろについて足を揺らす
(4)膝の下にテニスボールを置き、軽く前屈する
(5)両手を後ろについて足を揺らす