前屈できない人はまずこれやって!もも裏とふくらはぎが気持ちよくほぐれる【筋膜はがし】
”前屈ができない”と悩んでいる方、もしかしたらいきなりストレッチを行っていませんか?そして、そのストレッチを行うことすら辛いと感じている方も多いのでは?そんな方にオススメしたいのがストレッチ前の筋膜はがし。効果的な部分を狙って行うと、前屈が、苦手な動きではなく「気持ちよく感じるストレッチ」に早変わり!もも裏の硬さがとれると痩せやすくなるといううれしい効果もありますよ!
前屈ではここを伸ばしたい!
前屈には座って行う長座体前屈、立って行う立位前屈があります。どちらも足の裏側であるもも裏・ふくらはぎ・膝裏を伸ばす目的があります。前屈をした際にもも裏やふくらはぎがピーンと張って身体にブレーキがかかっている感覚がある方は、脚の裏側の筋膜が癒着している可能性があります。
筋膜はがしの必要性
何かの動作をする際、私たちの身体の中では、隣り合う筋肉が筋膜を介して程よく滑ることで筋肉本来の動きを発揮しています。しかし、筋膜が癒着して硬くなっている状態だと滑りが悪くなり、動きを妨げてしまいます。
筋膜の癒着を放置してストレッチを行うと・・・
・伸びが悪く感じる
・もっと伸ばしたいと頑張りすぎて更に固めてしまっている
・痛みが出る
と、身体を軽くするどころか不調を引き起こしかねないのです。
ストレッチや運動で身体を動かすことは大切ですが、筋肉の張りなどの違和感があるまま行うことはせずに、まずは筋膜の癒着をはがしましょう。
前屈用筋膜はがし
脚の後ろ側(図1)をみていくと筋肉と筋肉の間に分かれ目があるのがわかります。前屈をしやすくするためには、この分かれ目を狙って筋膜はがしを行うことが効果的です!
筋膜リリース後は、前屈での、もも裏・ふくらはぎの張りが感じにくくなっていると思いますので、ぜひBeforeの状態も確認しておいてくださいね。今回は道具不要。太ももとふくらはぎを同時にリリースしちゃいます!
もも裏がほぐれるとお腹痩せにもつながる!
もも裏の筋肉が骨盤にくっついており、もも裏が硬くなることで骨盤を後ろへと傾かせてしまいます。骨盤が後ろに傾いた状態だとお腹はぽっこりと前に出やすくなります。骨盤の状態を変えずに運動を行っても効果は出づらいです。つまり、もも裏をほぐすことが骨盤の動きをよくすることに繋がり、結果としてお腹痩せ運動の効果を最大限得ることができるというわけなのです!
もも裏ほぐしをやってみよう
<やり方>
1) 四つばいの姿勢をとり、左膝裏に右足首をはさむ。かかとが太ももの筋肉と筋肉の分かれ目に入るようなイメージで体重をかける。最初はわからなくてもイメージができていれば十分!
2) 息を吐きながら10回小さくお尻を弾ませる
3) 動きをとめ、その場で10秒キープ
4) 足首を挟む位置を、徐々に膝から足首の方へ移動させ4カ所に分け、2)と3)を繰り返す
5) 反対の脚も行う
慣れてきたら上半身を起こしてキープしてみましょう!
▼詳しい動きを動画で確認したい方はこちらからどうぞ▼
AUTHOR
榎本愛子
ダンサーとして活動中に慢性的な腰痛に悩み、さらに肺気胸の手術を受けたことをきっかけに運動方法の見直しを図り、現在はピラティスインストラクター/くびれダンストレーナーとして活動。10年後・20年後の将来も、好きなことを好きでい続けるための運動術を伝えている。資格:STOTT PILATES Matwork /NY Luigi's Jazz Centre 公認 /バレトンソールシンセシス /サウナ・スパ健康アドバイザー
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