いくら頑張っても床に手がつかない人、これやって!前屈と同じ効果のある「もも裏&ひざ裏ストレッチ」
「何度やっても床に手がつかない」そんな風に体が硬くて前屈ができないことに悩んでいませんか?前屈はヨガのポーズにもさりげなく入っているので、誰もができるストレッチと思われているかもしれません。しかし、前屈は実はハードなストレッチです。体が硬い人にとっては痛くて辛いだけだし、関節にも負担がかかります。そこで今日は体が硬い人でもできて、しかも前屈と同じ効果のあるストレッチをご紹介します。体が硬い人必見です!
体が硬い人がなかなか前屈できない理由
体が硬い人がなかなか前屈ができるようにならないのは、ストレッチの際よく起こる「反射」のループに陥りやすいからです。筋肉は「痛気持ちいい」程度にストレッチすると、少しずつ伸びてくれます。しかし、「痛い」と感じるくらい無理に引き伸ばそうとするとかえって硬くなってしまう作用(反射)が起きます。
前屈は一般的なストレッチと思われていますが、きわめてハードなストレッチ方法です。体が硬い人にとってはこの反射を起こすためにやっていると言っても過言ではないくらい厳しいのです。これが体が硬い人が前屈を行うと、筋肉が硬くなってしまう理由です。
そこで今回はこの反射が起きない「痛気持ちいい」レベルの強さでストレッチができる方法をご紹介します。ゴミ箱や筋膜ポールなどをアシストとして使い、硬い人でも無理なくできるようになっています。また前屈をした際に一番伸びを感じる「もも裏」と「ひざ裏」を満遍なくしっかりと伸ばすことができます。このストレッチをやっていくと、以前は大変だった前屈が少し楽になるはずです。無理をせず、痛気持ちいい感覚を大事にしてストレッチを行ってください。
【床に手がつかないほど体が硬い人向け】前屈と同じ効果のもも裏&ひざ裏ストレッチ
1)足を肩幅に開いて立ちます
体の前にゴミ箱または筋膜ポールを置いてください。アシストとして使います。
2)ひざを曲げる
ごみ箱または筋膜ポールに手をついてひざを曲げます。この時、カカトを床につけたまま軽く曲げてください。
3)ひざを伸ばして、もも裏・ひざ裏をストレッチ
この動作を20回行ってください。伸びを感じない場合は、3)の状態で10秒間静止してみましょう。慣れてきたら、両足を閉じて同様に行ってください。
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AUTHOR
伊藤みなみ
日本女子体育大学を卒業後、ピラティスインストラクター/パーソナルトレーナーとして指導開始。バレエ歴25年。トレーニング指導歴10年。パーソナルトレーニングサロンitomii代表。企業での講師業やライブ配信も行っている。しなやかに動く体作りをモットーに、初心者でも無理なくできる・体が変わるエクササイズを発信中。
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