【股関節】「脚を開く」だけじゃない!知っておきたい6つの動きと可動域を広げるために意識すべきこと
脚を外側に開いたり、内側に閉じる
太ももの内側とお尻の外側の筋肉の収縮がおこる動きです。
③ 外転
脚を外側に開く動きで太ももの内側の筋肉が伸びます。木のポーズや開脚前屈のポーズなど。どちらのポーズも外転以外に屈曲、外旋(後述)を含みます。
④ 内転
脚を内側に閉じる動きで、お尻の筋肉が伸びます。ワシのポーズやワニのポーズなど。どちらのポーズでも内転以外にも屈曲、内旋(後述)も含みます。
脚を外側や内側にねじる
⑤ 外旋
太ももから外側にねじる、つま先を外側に向ける動きです。
⑥ 内旋
太ももから内側にねじる、つま先が内側に向く動きです。
三角のポーズで前足のつま先を横に向ける動きは外旋(屈曲、外転も含む)、後ろのつま先を少し内側に向ける動きは内旋(内転、伸展も含む)。
股関節の可動域を広げるために心がけたいこと
このように股関節の動きには対となる動きが存在しています。ヨガのポーズを練習する時には、ひとつのポーズをした後に続く、それと反対の動きとなるポーズである「カウンターポーズ」をとってバランスをとることが大切です(例:後屈のポーズの後に前屈のポーズをする)。
開脚ができるようになりたい、股関節の柔軟性を高めたいと外転や外旋の動きばかりをするのではなく、内転や内旋の動きも行ってバランスを取ること、そして股関節の動きにかかわる筋肉の働きも意識しながら関節の動く範囲(可動域)を広げることが大切です。6つの動きでやりにくさを感じた動きや左右差のある動きがないかをチェックしながら、体に負担をかけないようにポーズの練習をしましょう。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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