【たったこれだけで変わる!?】180度開脚も夢じゃない!股関節の柔軟性を高める正しいストレッチ法
若い頃は、柔らかかった気がするのに歳を重ねるにつれてどんどん硬くなっていく股関節。しかしストレッチを頑張っていても一向に柔らかくならない。もしかしたらストレッチのやり方を間違えているかもしれません。正しい股関節ストレッチの方法を伝授します。
股関節とは
股関節は歩く、走る、立つなどの日常生活の動きに関与し、上半身を支え、骨盤、大腿骨と結合しながら下半身の動きを安定させる役割を担っています。股関節とは骨盤と大腿骨の結合部分をさします。
日常生活において運動する機会が減っていたり、長時間のデスクワーク等で座りっぱなしの姿勢を続けていると、股関節の可動域は狭まり、ますます股関節は硬くなっていきます。股関節が硬くなるというのは、股関節に関連する筋肉が硬くなるということです。
股関節の柔軟性を上げるメリットとは?
柔らかくすることでどんなメリットがあるのでしょうか?
●怪我の防止
股関節は上半身と下半身を繋ぐ部分なので日常生活の多くの動きに関与しています。しかし股関節が硬いと、可動域が狭くなるため、様々な動作時にうまく動かずに他の部位、例えば膝関節や腰などで動きをカバーしようとしそのカバーしている部位に負担がかかります。その為、怪我や痛めるなど生じやすくなります。股関節の柔軟性を上げることで可動域が広がり、怪我の防止に繋がるのです。
●冷えやむくみ改善
股関節周りにはリンパ節が集中しています。その為、股関節を動かしほぐすことでリンパが流れ、股関節の周辺の筋肉が解れることで血液循環が良くなり余分な水分や老廃物を流します。冷えやむくみの改善に繋がるのです。
●腰痛・肩こり改善
股関節は衝撃を吸収し上半身への負担を和らげるクッションのような役割があります。その為、股関節が柔らかいことで歩く、走る、立つなどの動作時の衝撃をしっかり吸収し腰痛や肩こりを和らげます。
●姿勢改善
股関節の動きが良くなることで骨盤を正しい位置へと導き歪みの改善につながります。骨盤の歪みが改善されると背骨の歪みも改善されて綺麗な姿勢に導いてくれるのです。
●疲労回復
股関節が柔らかいことで下半身の可動域が広がります。リンパの流れや血液循環が良くなることで代謝も上がり疲労物質をためない体に。疲労回復効果も。
股関節の柔軟性に大切なポイント
●骨盤を立てる
普段デスクワークが多いなど猫背の姿勢になりやすい方は、骨盤が後傾しやすいです。骨盤が後傾している姿勢では股関節に連動している筋肉にフォーカスすることができません。その為、後傾している姿勢で股関節のストレッチを頑張って行っても効果が出ないのです。骨盤を立て、少し前傾を意識しながら行うことがポイントとなります。
●思考が柔軟性の妨げに
私たちは常に脳内からの指令により体が反応します。その為私は硬いんだ。私には無理だ。ストレッチは痛い。などの思考でいると体がそう思い込み効果が出ないのです。私にはできる!私は柔らかい!痛くない!など思うことで効果も変わってくるのですよ。
股関節ストレッチのやり方
①足裏を合わせて座ります
②骨盤が後傾し腰や背中が曲がる方はお尻の下にクッション等を敷きましょう
③座骨を地面に安定させ、吸いながら骨盤を起こし背筋を伸ばします
④吐きながら、骨盤を立てた状態のまま体を前に倒します
※倒す際におへそや胸を前に押し出す意識を持ってみましょう
Instagram:yuki.nakamura.yoga
AUTHOR
中村優希
幼少時代から新体操に打ち込み、大学時代には日本一のチームに所属。会社員時代にヨガと出逢い、その後ヨガインストラクターへ。主宰のオンラインレッスンや板橋のヨガ教室の他、プライベートヨガや企業ヨガ等の出張クラスも行いながら、大規模イベントの講師、ヨガ雑誌などの監修やポーズモデルを多数務めるなど多岐にわたる。長年新体操やヨガで培った経験から、美しい姿勢や柔軟性を高める体の使い方なども伝えている。"心身が整いほぐれるレッスン"効果を感じ分かりやすい!と人気を集めている。 Lani yoga主宰
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