超簡単!「貧乏ゆすり」で股関節が柔らかくなる?【柔軟性が驚くほど変わる「股関節ストレッチ」】

 超簡単!「貧乏ゆすり」で股関節が柔らかくなる?【柔軟性が驚くほど変わる「股関節ストレッチ」】
西浦りさ
西浦 莉紗
西浦 莉紗
2021-05-14

多くのヨガのポーズに関係する、股関節の柔軟性。今回はビフォーアフターで驚くほど変わる、簡単に股関節を緩める方法をご紹介します!

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股関節は全体を緩めるのがポイント

ヨガのクラスにいくと、『あぐらで座ってください』から始まることが多いですが、股関節の硬さから楽に座れず最初から心が折れてしまう人も多いのではないでしょうか?あぐらの姿勢だけでなく多くのヨガのポーズに関係する、股関節の柔軟性。股関節は体の中で1番大きな関節で、20以上の筋肉によって支えられています。そのため1つの筋肉だけ緩めればOK!ということでなく、股関節周り全体を緩める必要があります。

優しいアプローチが股関節を柔らかくする

実際に指導の現場にいると、股関節周りにコンプレックスがある人ほど、限界まで開脚を開きすぎたり、足の裏同士を合わせたバッタコーナアーサナで膝を無理に床に付けたりと、強くストレッチしすぎている傾向があると感じています。股関節周りは可動域が大きい分、怪我をしやすかったり、硬くなりやすい部分でもあります。ですので、あまり負荷をかけない優しいアプローチから始めましょう!

実は貧乏ゆすりは体に良い

優しいアプローチとしてお勧めなのが、貧乏ゆすりです。あの貧乏ゆすり?と驚く方も多いかも知れませんが、貧乏ゆすりが起きる理由の一つが、同じ姿勢などを続けて滞ってしまった血流を、脚の筋肉が収縮伸張を繰り返すことによって改善する自然な行動と言われています。(その他、心理的な理由なども考えられます)貧乏ゆすりは医療の分野ではジグリングと言い、1970年代にカナダの整形外科医・ソルター博士が提唱した変形性股関節症の保存治療で、その他にもジグリングは軟骨の再生やむくみ予防、血行促進、筋疲労の緩和など様々な効果が期待できると言われています。

驚くほど変わる股関節を体験しよう

ジグリングのテクニックを用いた簡単なエクササイズです。とても簡単な動きな上、デメリットや怪我のリスクも低いエクササイズのため、体の硬い方にとてもお勧めです。全て【緩める】にフォーカスした動きとなっているため、足にできるだけ力を入れずにリラックスして行いましょう。

動きを動画でチェック

 

バッタコーナアーサナでBeforeをチェック

足裏を合わせてバッタコーナアーサナ(合せき)の姿勢で座ります。目を閉じたり、足をパタパタ動かして、膝と床の距離や股関節の詰まり感、腰の感覚などを覚えておきましょう。

バッタコーナアーサナ
足裏を合わせてバッタコーナアーサナ(合せき)の姿勢で座ります。目を閉じたり、足をパタパタ動かして、膝と床の距離や股関節の詰まり感、腰の感覚などを覚えておきましょう。

STEP1  

足が床につく椅子に座り、膝が90度、もしくは少し手前にくるようにセットします。かかとを少し浮かせた状態で、その姿勢で1分間貧乏ゆすりのような動きを続けます。出来るだけ腿の力は抜いてリラックスして行います。

ジグリングエクササイズ基本
STEP1:足が床につく椅子に座り、膝が90度、もしくは少し手前にくるようにセットします。かかとを少し浮かせた状態で、その姿勢で1分間貧乏ゆすりのような動きを続けます。出来るだけ腿の力は抜いてリラックスして行います。

STEP2  

足を少し遠くについて、膝を中外とパタパタ動かします。こちらも腿の力をついて、ふくらはぎもユラユラとほぐすイメージで1分間行います。

西浦りさ
STEP2 :
足を少し遠くについて、膝を中外とパタパタ動かします。こちらも腿の力をついて、ふくらはぎもユラユラとほぐすイメージで1分間行います。

Step3  

バッタコーナアーサナで、膝が高く上がっている方の足を抱えます。左右同じ高さの場合は両足を抱えます。膝の下に手を入れて、踵を床にトントンと、リズム良くあてて1分間動かします。かかとが床に当たる振動を股関節に伝えるイメージです。

ジグリングエクササイズ4
Step3:バッタコーナアーサナで、膝が高く上がっている方の足を抱えます。左右同じ高さの場合は両足を抱えます。膝の下に手を入れて、踵を床にトントンと、リズム良くあてて1分間動かします。かかとが床に当たる振動を股関節に伝えるイメージです。
ジグリングエクササイズ5

Afterをチェック

バッタコーナアーサナで座り、エクササイズの前と今の状態を比べてみます。

西浦りさ
エクササイズの前と今の状態を比べてみましょう

まとめ

いかがでしたか?股関節周りの硬さで悩んでいる方も多いと思います。ストレッチで伸ばすことも大切ですが、その前にしっかり緩めて可動域を広げ、安全にヨガのポーズを練習しましょう。

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