食べ過ぎた&飲み過ぎた翌日は舌苔が多く取れる?その日の胃腸の調子を見極める舌磨きのススメ
ヨガ講師でアーユルヴェーダカウンセラーとしても活動するHIKARU先生に、アーユルヴェーダの知恵を借りて、日々を心地よく過ごすヒントを教えていただきます。
今日の舌の色艶はどうですか?肌の調子を鏡に映して見る機会はあっても、舌の様子は、なかなか普段見ないですよね。明日の朝起きたら、ぜひ舌の上を見てみてください。実は、白っぽくなっている日と、そうでもない日というように、舌にも日々変化があります。この変化、実は消化力と関係性がとても深いです。
味がするものを口にする前に、舌の清掃をしてみましょう!タングスクレーパーという舌磨き専用の器具を使って、オエッとならない程度に、舌の奥から手前の方に向かってなぞるようにすると、白っぽいものを、こそげ落とすことができます。これが舌苔(ぜったい)です。毎日やり始めると、日によって取れる量の違いが分かって来るかと思いますが、なんとこの舌苔の様子から、その時の消化力を見ることができます。また、口臭予防や、味覚をよくする効果も期待できます。
舌苔が多く取れた日は、胃腸の調子が低下している日。例えば、前日の夕食がいつもより遅い時間だったとか、
食べ過ぎや飲み過ぎたりした次の朝は、ごっそり取れる可能性が高いです。また排泄があまりスムーズではない時、低空飛行の体調が続いている時なども、舌苔に現れることでしょう。サラッとした、唾液くらいしか取れないような日はきっと目覚めもスッキリ、朝からお腹が空いていて、朝食は美味しく食べられそうですね。
AUTHOR
HIKARU
アンダーザライト ヨガスクール リードトレーナー、全米ヨガアライアンスE-RYT500、YACEP認定講師、シヴァナンダヨガ正式指導者。アーユルヴェーダ・ヒーリングコンサルタント(日本アーユルヴェーダスクール認定)、Ayurvedic Medicine Practitioner(米国補完医療大学発行)など各資格を取得。AyuSya(アーユシュヤ)にて、ヨガとアーユルヴェーダの叡智を統合させたセルフケアの方法を提供する。著書に「やさしいヨガ」「HIKARUの楽しいヨガ」「はじめての楽しいヨガ」「はじめてのアーユルヴェーダ」(主婦の友社) www.ayusya.jp
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