【難しくないアーユルヴェーダ】明日の朝から始められる!1日が変わる「生活のリズム」の見つけ方
ヨガ講師でアーユルヴェーダカウンセラーとしても活動するHIKARU先生に、アーユルヴェーダの知恵を借りて、日々を心地よく過ごすヒントを教えていただきます。
2020年から2021年にかけて、私たちの生活や活動の環境が大きく変わって来ました。そしてゴールデンウィークのような大型連休を経た後には、もう一度自分に相応しい生活のリズムを見直したい時かと思われます。
忙しい毎日に追われ始めると、いったいどこから手をつけたら良いのかも迷ってしまいがちですよね。今回はズバリ!そのスタート方法をご紹介します。
眠る時間よりも起きる時間をそろえよう
一日の中で一番大きなリズムは起きているか寝ているかの2通りに分けることができます。そして、生活をスタートする一番のきっかけは、“起きる”という行為です。あたり前のようなことですが、この起きるタイミング、起き方が一日のクオリティを決める、とアーユルヴェーダでは考えられています。
早起きしましょう、とお伝えしたいところですが、きっと日中には様々な活動のタイミングがあることでしょう。実践しやすさが大事ですから、まずは起きる時間をそろえてみましょう!日によって30分〜1時間くらいはきっと入眠する時刻に差が出てくることでしょう。睡眠時間をたっぷり取ることももちろん大切なのですが、睡眠時間ベースにすると、なかなか一日のリズムを作ることは出来ません。
毎日だいたいこの時間に起きているというスタートラインをそろえることによって、その先の行動にも連鎖します。起きる時間が決まると、朝食の時間が決まり、そろそろお腹が空いてきてのランチの時間がというように、次の食事の時間も見えてきます。起きる時間を決めたことにより、食事にもリズムが出てくるわけです。そして食事の時間を基準に、食間には、仕事や家事、運動、趣味など、午前中、午後、夕食後に相応しい活動も、効率的になりそうです。
また、食事から得た栄養分を、体が必要なだけ消化吸収し、いらなくなった老廃物は外に出る必要があります。それが排泄です。ある一定期間、体の中に留まった後に、排尿や排便となって老廃物が体外に出てくるリズムも、起きる時間を起点として、決まってくるんですね。
寝起きリズムを乱す二度寝と昼寝に注意
寝起きのリズム作りに、邪魔が入ってしまう可能性が2つあります。一つ目は“二度寝”です。一旦目が覚めたのに、今日は休みだからもう少しベッドでグズグズしちゃおう、という誘惑。二度寝した後の寝起きは重く、だるくなってしまい、爽快なスタートにはなりにくいです。特に予定が入っていなくても、いつもの時間に起きると、きっと有意義な休日となることでしょう。
二つ目は“昼寝”です。特に食後の昼寝は厳禁です。寝てしまうと、消化機能まで休んでしまうので、消化不良を起こします。デスクでうとうとするくらいならセーフですが、ソファやベッドに横になっての昼寝はしないように。どうしても寝てしまいそうな時には、汗をかかない程度の家事や、ゆっくり散歩がおすすめです。
新しい習慣を始めたら、まずは一週間続けてみましょう。そしてある程度そのリズムが定着してきたら、そこからはあまり完璧を目指し過ぎないバランスも大切ですね。始めよければ終わり良し、明日の目覚めからぜひ、皆さんにとって心地よいリズム作りがスタートできますように!
AUTHOR
HIKARU
アンダーザライト ヨガスクール リードトレーナー、全米ヨガアライアンスE-RYT500、YACEP認定講師、シヴァナンダヨガ正式指導者。アーユルヴェーダ・ヒーリングコンサルタント(日本アーユルヴェーダスクール認定)、Ayurvedic Medicine Practitioner(米国補完医療大学発行)など各資格を取得。AyuSya(アーユシュヤ)にて、ヨガとアーユルヴェーダの叡智を統合させたセルフケアの方法を提供する。著書に「やさしいヨガ」「HIKARUの楽しいヨガ」「はじめての楽しいヨガ」「はじめてのアーユルヴェーダ」(主婦の友社) www.ayusya.jp
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