夏までに痩せたいけど…「ダイエットしたいのに食欲が止まらない」【暴飲暴食を防ぐヒント】

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夏までに痩せたいけど…「ダイエットしたいのに食欲が止まらない」【暴飲暴食を防ぐヒント】

薄着になってきたので、いよいよボディラインを整えたい。なのに、なぜか食欲が旺盛になってきた、ダイエットしたいのにカレーやお肉やラーメン、こってりしたものが食べたい…。そんな時に暴飲暴食を防ぐためのポイントを東洋医学アーユルヴェーダの理論を使ってアーユルヴェーダ本著者のアカリ・リッピーが解説します。

晴れた日が続き、半袖で過ごせる日が多くなると、なぜか食欲が湧いてくる……それは気のせいではなくて、理由があります。薄着になってボディラインが出る季節。食べ過ぎは控えたいのに、なぜかたくさん食べたくなる、そんな時に食欲を抑えるポイントをお伝えします。

そもそも、なぜ夏に食欲が増すのか?

私の家の近所にはバーベキュー場があるのですが、暑くなってきてから、たくさんの人がバーベキューをしています。暑くなるとお肉やシーフードなど、ボリュームのある食べ物を食べたくなるのはなぜなのでしょうか。

アーユルヴェーダでは、季節の変化が体へ影響を与えると考えます。暖かくなってくると食欲が増えやすい理由は、日照時間が長くなるにつれ太陽の力が強くなり、生命エネルギー(ドーシャ)の火のエネルギー、「ピッタ」が強くなるからです。生命エネルギーのドーシャの理論はアーユルヴェーダで非常に重要な概念で、3つのドーシャはそれぞれ、ワータ・ピッタ・カパと言います。このドーシャは季節の変化によってバランスが変わるのですが、ドーシャバランスの変化が、体調や精神の状態に影響を与えます。初夏はピッタ(火)ドーシャの影響を受け、食欲の炎が燃えるので、食欲が増したと感じる人が多いようです。逆に更に暑くなって夏バテのように食欲がなくなる人は、下記のようにワータドーシャが増えている可能性が高いです。

夏は消化力が落ちる季節

初夏に食欲が増す人も多いのですが、一方で真夏は消化力が落ちやすい季節でもあります。暑さで汗をかくと体内が乾き、風のエネルギー、「ワータ」ドーシャが増えます。乾きを潤そうと水を飲むと冷たい水で消化器が冷え、消化力が低下します。ですので、「食べたい!」と思う気持ちが強くても、実際には消化力はあまり強くないので、体内で消化が追いつかず、消化不良になってしまうのが夏の不調の原因となります。

この時期に食欲を過度に刺激してしまったり、消化に負担をかけてしまうものは避けるべきです。特に以下のような食べ物には気をつけましょう。

食欲を刺激するもの

ニンニクを使った料理、スパイスを使った料理(カレーなど)、韓国料理など辛い食べ物

辛味、スパイシーな味は食欲を刺激するので夏はたくさんは食べないようにします。

消化に負担をかけるもの

焼肉、寿司、刺身、ラーメン、中華料理、アイスクリーム、カツ丼、牛丼、ハンバーグ、パン、パスタ、そうめん、冷やし中華

肉、生のもの、冷たいもの、揚げ物は消化に負担がかかるので、夏はたくさん食べないようにします。

消化に負担をかける冷たい食べ物は避ける

暑いと、さっぱりした冷たいものを食べたくなりますが、冷たい料理は内臓を冷やし消化機能の働きを低下させます。冷やし中華、冷麺、そうめん、アイスクリームなどの冷たい食べ物は頻繁には食べないようにし、どうしても食べるなら昼間〜夕方など、体温が高くなっている時間帯に食べると良いです。(その時間帯は消化力も比較的高いです。)

逆に食べると良いのが、潤いがあって甘みがある食べ物です。スイカやメロン、桃、マンゴー、ぶどうなど、甘みがあってジューシーなフルーツは体内の渇きを取り、栄養を与えてくれます。また、ココナッツミルクやココナッツオイルは、物理的に冷たくなくても、食材自体に冷性の効果があるので、消化に負担をかけずに体を冷やしてくれます。

暴飲暴食を防ぐには何を食べたらいいの?

食べたいものはたくさんある、でも消化力は低下している…では結局何を食べたらいいのでしょうか。

暴れる食欲を抑えてくれる味は苦味です。アーユルヴェーダでは甘味、塩味、酸味、苦味、渋味、辛味の6つの味が、ドーシャに影響を与えると考えます。苦味は、火のエネルギーを沈静し食欲を抑え、体をデトックスさせる働きがあります。夏には特に積極的に食べて欲しい味です。夏に苦味を取り入れるならオススメはゴーヤーや、きゅうり、アスパラガスなどの苦味のある緑の野菜です。前菜としてきゅうりのタタキなどを食べたり、ゴーヤーチャンプルーをおかずにすると、夏にはぴったりの献立です。また、前述したココナッツミルクや、ココナッツウォーターなども、火照った体を沈静する効果があるので、食欲が過剰になっていると思ったら飲んでみるといいでしょう。

苦味の野菜は、夏だけでなく、1年を通して食欲を落ち着かせる効果があるので、つい食べ過ぎてしまう人は苦味野菜を食事に必ず取り入れると良いです。

また、夏のおつまみの枝豆も、ピッタドーシャ(火)とワータドーシャ(風)を沈静するので、夏に特にオススメの食材です。

1年を通して同じ生活をするのではなく、季節と体の変化とともに食生活を調整していくことが健康的で美しい体を作るポイントです。アーユルヴェーダの知恵を生活に取り入れ、健康的な美しさを目指しましょう。

 

AUTHOR

アカリ・リッピ―

アカリ・リッピ―

アーユルヴェーダ著者・セラピスト。本場スリランカでアーユルヴェーダ医師のもと修行。帰国後、1万人の体質改善コンサルをしながら講座で実践的なアーユルヴェーダを指導。著書「アーユルヴェーダが教える、せかいいち心地よいこころとからだの磨き方」 (三笠書房)5刷。都内でサロン経営。大手企業の営業マンだった時の経験を活かし、「忙しい人でも無理なくできる」現代的なアーユルヴェーダを発信。

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