【子供の風邪・アレルギー・痛みなどの緩和に】健康的な子供を育むためのアーユルヴェーダ処方箋
ある母親が活用した子供によくある病気を癒す古代から伝わる全身ヒーリングシステム。
私は長男を出産後、息子の健康面の不安を抱えたことをきっかけにアーユルヴェーダを学び始めました。産後数ヶ月間、息子は皮膚炎、夜泣き、そして便に血液が混ざっていました。
新米の母親として、私は息子の深刻なアレルギー、度重なる感染症、ケンケンとした咳(クループ症候群)、眠れない夜を懸命に解消するため、圧倒され、必死の思いでした。訪れた従来の医師たちによる指導には落胆しました。医師からはアレルギー性大腸炎、湿疹、喘息との診断を受け、ステロイド、吸入器、抗生物質の処方箋を受け取りました。しかし、それら全部が、息子の小さくて発達著しい体にとっては大変キツイもののように感じたのです。息子を救うのにベストな方法なのかしら?と。
アーユルヴェーダの診療所を訪れる
コロラド州ボルダーにあるニタ・デサイ博士のアーユルヴェーダの診療所を訪れたとき、息子は3歳でした。彼女の小さなオフィスは温かくて居心地が良く、ハーブの香りに満ちていました。代替医療のアプローチを試すことをためらっていたにも関わらず、私は自分が正しい場所にいると感じました。デサイ博士は、内科医でアーユルヴェーダプラクティショナーであり、2人の若い娘の母親でした。そして彼女は、診療にアーユルヴェーダの視点を存分に取り入れていました。多くの小児科医の問診は数分間だったにも関わらず、デザイ博士との最初の問診は1時間半かかりました。彼女は注意深く耳を傾け、多くのメモを取り、アーユルヴェーダの脈診で息子のドーシャ(体質)と不均衡な状態を特定しました。彼女は息子が、二重ドーシャ(ヴァータ-ピッタ)を持っていると述べました。バランスが取れているとき、彼はクリエイティブで社交的でカリスマ的なヴァータとして、そして自信に溢れ、責任感があり、鋭敏なピッタとして、成長することができました。
ドーシャのバランスを取る
私たちの最初のミッションは息子のバランスをとることでした。デサイ博士は、ハーブ療法、在宅療法、心を癒す食べ物、ライフスタイルの変更をアドバイスしました。私たちが診療所を出るとき、彼女は私の目を見て、母性に関する私の経験を変える言葉を与えてくれました。「彼は良くなるわ、そしてあなたはあなた自身をよく労わるのよ」。彼女の言葉をきっかけに、私はこのアプローチが息子に効くだろうと希望を持ちました。そして、自分自身の健康とウェルビーイングにも注意を払って良いのだと自分自身に許可を与えたのです。
デサイ博士と一緒にワークし始めて数ヶ月間そして数年間に、私は息子の健康上の課題に対する答えと、私自身そして家族のための健康増進のための解決策を見出しました。当初、夫は懐疑的でしたが、息子の健康状態が改善したのを見て、アーユルヴェーダに理解を示すようになりました。私たちのアーユルヴェーダ流ライフスタイルのもとに次男が誕生しました。私たちは次男のドーシャについてすぐに学び、ヴァータとカパの体質のバランスを保つ方法についてもデサイ博士のアドバイスを受けました。
息子たちが成長するにつれて、たくさんのアーユルヴェーダ療法、家庭療法、料理レシピ、ライフスタイルの推奨事項を参考にしてきました。それらのおかげで息子は癒され、家族も繁栄しました。健康を与えてくれるアーユルヴェーダの知恵にずっと感謝し続けることでしょう。
AUTHOR
ヨガジャーナルアメリカ版
全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。
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