「ずっと、自分を愛したつもりになっていただけだった」ゆりやんレトリィバァが考えるセルフラブ-前編

 「ずっと、自分を愛したつもりになっていただけだった」ゆりやんレトリィバァが考えるセルフラブ-前編
Azusa Hasegawa
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――「自分を大事にすること」として、具体的に変わった部分をお伺いできますか?

ゆりやんさん:ダイエットを始めたとき、パーソナルトレーナーの岡部友さんが「自分のためにやってみよう」と言ってくださったんです。「芸人としても、人間としても、この体型で出来ることはやったから、次は新しい自分で今までやってなかったことに挑戦してみない? きっと出来るから」と言ってくださって。私は子どものころから太っていたし、「私なんてこんなもんやと」と思っていたけど、それじゃ未来がないのかなと。

ゆりやんレトリィバァ
photo by Azusa Hasegawa

ちょうど2020年の自粛期間にも重なって時間ができたことで、今まで放置していた「丁寧な生活をすること」にも向き合えて。そこもひとつ、きっかけやったと思います。丁寧な生活といっても、単純にベッドで寝る、ちゃんとパジャマを着るとか、お風呂にしっかり浸かるとか。部屋を片付ける、花を飾るといったことなんですけど(笑)。

――確かに、丁寧な生活をすることも健康的な食事や運動を基本としたダイエットに繋がりますね。

ゆりやんさん:食べたものが全部自分になると思ったら、その成分も気になるようになって。それが自分を大事にすること、愛することなのかなと思うようになりました。

骨格も顔の作りも人それぞれだし、自分を大事にしたうえで「これが私です」って言えるのであれば、どんな体型でもいいと思うんです。私も痩せてる方が素晴らしいとは思っていないですし。でも、太っていた当時の私を振り返ると、健康に産んで育ててもらったのに、自分の「食べたい」という欲求で太って、健康診断もむちゃくちゃな状態でした。怠慢な自分を「私は私なんだから」というのは開き直ってるだけやったなと。自分を甘やかすことは愛じゃないですよね。

▶︎インタビュー後編では恋愛面で起こった変化について語ります!

プロフィール:ゆりやんレトリィバァ

1990年11月1日生まれ。奈良県出身。NSC大阪校を首席で卒業後、ピン芸人として活躍。「第47回NHK上方漫才コンテスト」と「第1回女芸人No.1決定戦 THE W」での優勝をきっかけに注目を集める。2021年3月に開催された「R 1グランプリ2021」にて悲願の初優勝。現在はバラエティ番組のみならず、情報番組「2時45分からはスローでイージーなルーティーンで」(カンテレ)のMCなど幅広く活動中。

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Text by Mitsue Yoshida
Photos by Azusa Hasegawa
Hair&make-up by Kanane Kurahashi(PUNCH)

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ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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