【ベストセラー作家に学ぶ「引き寄せ」の法則】“自分らしさの波動”を高める5つの朝習慣

 【ベストセラー作家に学ぶ「引き寄せ」の法則】“自分らしさの波動”を高める5つの朝習慣
Brien Hollowell
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蝶に変わる

2001年、デリアは新天地を必要としていた。1980年代から90年代にかけて彼女が育ったロサンゼルス中南部はギャングの暴力やドラッグの乱用が後を絶たず、警察の過剰な取り締まりや、学校から刑務所に送り込まれるパイプラインなどの抑圧的なシステムが横行する地域だった。その頃彼女はパートナーによる度重なる暴力のせいでうつ状態に陥っていた。「私は虐待される悪循環をどう断ち切ったらいいのかわかりませんでした」と彼女は言う。「別れてはよりを戻す、を繰り返していたのです」。状況を変えなければいけないのに、何をどうすべきか彼女にはわからなかった。

病院に担ぎ込まれ、新しい結腸が必要だと言われた27歳の時が、彼女にとっての闇夜の始まりだった。もうどん底に達したと感じた。そして彼女の中の何かが、手術を受けずに治療すべきだ、とささやいた。医者は炎症を抑えるために治験薬を薦めてくれたものの、一時的な対処にすぎないと警告した。「医者からは〝4カ月ほど試すけれど、最終的には手術が必要だ〞と言われました」と彼女は思い起こす。

デリアは治験薬にかけてみることにした。さらに妹の勧めで植物療法について調べた。そしてセビ博士の名で知られるホンジュラスの薬草医アルフレッド・ボウマンからのアドバイスに従い、厳格なヴィーガンとグルテンフリーの食事療法を開始した。「私はいっさい病院に検査を受けに行きませんでした。4カ月の間、一度も。何も治療しなかったんです」とデリアは言う。「かなり無鉄砲だったかもしれません。でもなぜか薬草と食事療法に惹かれたのです。私はそれを完璧にやり遂げました」

数週間のうちに、彼女は変化を感じ始めた。90日後には体も心もすっきりして、力がみなぎっていた。大きな転換期が来たとわかった。「頭が冴えて、喜びや活力があふれてきて、自分で自分自身と人生を変えている実感がありました」と彼女は言う。「そして長らく習慣化していたパターンがついに崩れたのです。あらゆる意味で癒しが起きていました」

食生活を変えると、デリアは人生のほかの面についても見直せるようになった。たとえば、自尊心が傷ついたり、自分の才能が認められない人間関係は〝低波動〞なものとみなすようになった。引き寄せの法則を学び始めた彼女は、思考が現実を形づくるという概念に惹かれた。実際に自分の人生でも経験していたからだ。「すべてつながっていると気づいたのです」と彼女は言う。「波動の高いものを体に取り入れたら、体が回復しようと働き始めたのがわかりました。それからはこう思うようになりました。〝感情の波動が上がったから、もう低波動の人間関係は続けられない〞って。それが癒しにつながりました。なぜかはわかりませんが、その時に私の思考が変化したのです。感情的なエネルギーも変わりました。毎朝目覚めるたびに違いを感じるんです。人生がどこに向かっているのかわからなかったけれど、以前のパターンに戻らないことだけは確かでした」。彼女は自分の意識が広がるにつれて、同じように行き詰まっている人たちに、自身が学んだことを共有したいと思うようになった。

過去20年にわたり、デリアはその内なる知恵をコーチングの仕事に生かしながら、オンラインの「Vibration School」やコミュニティを通じて人々をサポートしている。著書『Vibrate Higher Daily』は2019年12月に出版されるやベストセラーになった。そして『Vogue』、『Refinery29』、『Essence』などのメディアからも注目を集めた。「レイラは瞑想の実践と執筆を通じて、とても深遠な方法で人々を本来の自分や真実へと導くんだ」と、『After the Rain: Gentle Reminders for Healing, Courage, and Self-Love』の著者でポッドキャストのホストのアレックス・エルは言う。「彼女は本当にパワフルだよ。自分自身を信じる力を与えてくれる。人生を豊かにするのも最高の教師も、結局は自分なのだとさまざまな方法で気づかせてくれるんだ」

「自分らしさの波動」を高めよう
photo by  Brien Hollowell

アーユルヴェーダでは、新鮮で自然のまま手を加えない植物性食品は、サットヴァ(純粋性)が高く、私たちに明晰さや活力、快活さをもたらす。サットヴィックな食品は、栄養に富んでいて消化しやすい。

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by Lindsay Tucker
photos by Brien Hollowell model by Lalah Delia
interior design by Bina Moser, DAJ Design architecture by Andy Johnson, DAJ Design(www.dajdesign.com)
hair&make-up by Beth Walker styling by Laura Wolfe
translation by Sachiko Matsunami

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