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肌荒れやかゆみ、生理痛…、原因不明のトラブルは【経皮毒】が原因かも？【経皮吸収】について学ぼう

半田葉子 2021-03-28

皮膚から入った物質が排出されるまで

口から入った食品添加物などの化学物質の場合、気管や胃、腸などを経て尿や便として基本的には２～３日で排出されます。しかし【皮膚（経皮）から入った化学物質の多くは消化管で吸収され門脈を通過、そして肝臓や腎臓を巡り、一部は体循環し臓器中の標的への親和性が高いと生体影響が現れ、一部は尿や便として排出されます。】体内分解について「私達のからだの代謝（体内分解）機能～添加物を例に～」内閣府：食品安全委員会より

つまりは、口から入る場合の添加物よりも多くの時間をかけ体内（内臓器官）を循環してから体外に排出されるのです。皮膚からの吸収には排出（解毒）に時間がかかるためそれを異物と判断する器官も多く、アレルギー反応となり、喘息やアトピー、咳やかゆみの症状として現れてくる可能性が高くなります。

女性は特に気を付けたい「性器」からの経皮吸収

性器の吸収率は身体の中でも42％と一番高いことがわかります。生理用ナプキンの血を固める凝固剤（吸収剤）は「石油由来」の高分子吸収剤（高分子ポリマー）が使用されているものが大半です。石油由来の生理用ナプキンは表面はポリエチレンやポリプロピレンの不織布で漂白され、消臭剤や香料など、何種類もの化学物質が使われています。
※この高分子ポリマーは「熱冷ましシート」にも使われる素材で、子宮を冷やしますので注意が必要です。

肌から直接浸透してくソープやクリームは数多くあります。
今、何かしら肌トラブルを抱えていたり原因不明の咳やかゆみに悩んでいる場合…、かゆみを抑えるためにクリームを塗っているのに変化が感じられない場合、クリームを変えることで改善されるかもしれません。はたまた入浴剤を変えることで改善されるかもしれません。生理でお腹が痛くなるからとカイロを貼って痛みを和らげていたものが、生理用ナプキンを変えることでカイロが不要になるかもしれません。

取り入れやすいものから試して、変化を体感してみてはいかがでしょうか？

医師監修／吉岡容子先生
医療法人容紘会高梨医院副院長皮膚科・美容皮膚科医師。東京医科大学医学部医学科を卒業後、麻酔科学講座入局。麻酔科退局後、明治通りクリニック皮膚科・美容皮膚科勤務。院長を務め、平成24年より医療法人容紘会高梨医院皮膚科・美容皮膚科を開設。副院長として勤務している。

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半田葉子

バウエル腸セラピスト／vegan菓子 [ 素果子|sugashi ] 店主　幼い頃から環境問題に興味を持つ。20代に心身のバランスを崩したことをきっかけに「からだに入れる選択」「免疫力」「心と身体のバランス」「出す力」の大切さに気づき、自然生活に活かせる食や腸を学びはじめる。会社員、自身のカフェでの菜食調理、地方veganカフェの立ち上げやメニュー提供、海外のオーガニック事情調査、腸講師などを経て、「からだ想いのお菓子を」とオンラインストア [ 素果子|sugashi ] を始動。お菓子作りを続ける傍ら、長年のマクロビオティック生活と自身の経験や知識を活かし、個人の体質改善カウンセリング・腸マッサージの施術を行っている。InstagramID：kurashinotane_

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