鼻のムズムズ・目のかゆみ【辛い花粉症対策】今からでも間に合う!症状を緩和する4つのヒント
花粉症のみなさまには辛い時期がやってまいりました。「せっかくの春を気持ち良く過ごしたい」「できるだけ薬に頼らずに乗り切りたい」そんな方におすすめの今からでも間に合う花粉症対策を、マクロビオティック歴15年で腸セラピストでもある≪素果子|sugashi≫店主、半田葉子さんが解説。文末にはデトックススムージーのレシピも。この時期の私たちの身体のメカニズムを知り、花粉症の時期を少しでも気持ちよく乗り切りましょう!
花粉症が増えた理由
今や国民病ともいわれている花粉症。日本人の4割近くが発症しているともいわれています。
耳鼻咽喉科医師とその家族対象 アレルギー疾患に関する調査結果報告書より
花粉は秋から飛び始め、一番多い杉花粉は2月~4月頃にわたります。
1960年頃から増えたとされるこの花粉症。戦後復興や都市開発のために必要となった建築木材の拡大造林政策として農林省が推奨してきた「大規模スギ植林」が原因に挙げられます。杉は木材の中でも成長が速く、真っ直ぐ伸び重さも軽く、加工のしやすい木材として大量に生産されはじめました。そして当時植林し過ぎてしまった杉は今は使用される用途も限られ、余った杉が花粉を飛ばし続けているのです。それらの杉は、土砂崩れ防止の「災害対策」や二酸化炭素を吸収し「温暖化対策」などを理由に伐採されずに日本中の山々に残り続けています。また、杉の植林には未だに国の補助金が出る県も多く、なかなか数が減っていかないのが現状です。(逆に伐採に補助金が出る県も。気になる方は「造林補助金制度」で検索してみてくださいね。)
そもそも花粉症とは
花粉症とは、「外部から入る異物を外に追い出そうとする現象」のこと。私たちの免疫システムが過剰に反応する状態のことです。冬の眠りから覚めた私たちの心身は、一年の中でも敏感になっている時期。身体がデトックスしようとしている時期でもあり、寒暖差により自律神経が乱れる時期でもあります。また、新しい環境に身を置くことも多く知らず知らずのうちに疲れが溜まってしまっていることも…。冬に溜めていたものが多いほど症状に出てしまうことが多くあります。
そんな私たちの心身のために、今からでも間に合うケアを生活に取り込んでいきましょう。
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