鼻のムズムズ・目のかゆみ【辛い花粉症対策】今からでも間に合う!症状を緩和する4つのヒント

 鼻のムズムズ・目のかゆみ【辛い花粉症対策】今からでも間に合う!症状を緩和する4つのヒント
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半田葉子
半田葉子
2021-02-27
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花粉症の症状を軽くする4つのヒント

(1)自律神経を整える

自立神経とは、交感神経と副交感神経のバランスで成り立っています。例えば昼間の活動的な時間、私たちの身体は交感神経が優位になっています。朝の寝起きや夜の就寝前など心身が落ち着いてゆったりしている時間は副交感神経が優位になっています。この自立神経のバランスが乱れると花粉症の症状にも影響が出てくると言われています。

寒暖差アレルギーに注意
花粉症の症状と寒暖差アレルギーの症状が併発している可能性があります。寒暖差アレルギーは7℃以上の気温差で花粉症に似た症状の表れるアレルギー。気温差は私たちの自律神経が乱れる原因のひとつでもあります。花粉症と寒暖差アレルギーの二つの大きな違いのひとつが「目の症状」。寒暖差アレルギーには目の症状(かゆみ・涙目・めやに)はありません。鼻水も花粉症が黄色い鼻水に対し寒暖差アレルギーは透明の鼻水になる場合が多いと言われています。7℃以上の気温差のない環境を意識し自律神経を整えることで、実は花粉症だと思っていた症状が軽くなる場合もあります。

腸内環境を整える

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腸は「第二の脳」とも言われ、自律神経と大きな関りがあります。私たちの腸はリラックスしている時=副交感神経が優位になっている時に動き出します。逆に昼間の活動的な時間=交感神経が優位になっている時は停滞します。便秘や過食、食品添加物など腸に負担がかかってしまうと腸の動きが鈍くなり、交感神経と副交感神経(自律神経)が大きく乱れてしまう原因にもなります。春はデトックスの時期、暴飲暴食を控え、心身のバランスにも気を付けてみましょう。

朝、シャワーを浴びる/夜、湯舟に浸かる
朝、起きたばかりの私たちの身体は副交感神経が優位になっています。身体が緩み体内物質が外に出やすい状態。自然界の杉は目を覚まし花粉を飛ばし始め、私たちの心身も徐々に交感神経が優位になっていくこの時間帯は、副交感神経と交感神経のバランスが乱れる時間帯。花粉症の症状が出やすい時間帯でもあります。ここで少し熱めのシャワーを浴び心身をシャキっとさせることで、交感神経のスイッチを入れることができるのです。
また、夜は昼間の活動的な交感神経からリラックスの副交感神経に移っていく時間帯。花粉は落ち着いているので症状として出ることは少ないですが、自律神経が乱れやすい時間帯です。そこでぬるめの湯舟にゆったりと浸かりリラックスすることで、副交感神経を上手に優位にすることができます。
 

(2)鼻のケアをする

毎日くしゃみをし鼻をかむことで、鼻の粘膜は常に刺激を受け弱っています。 くしゃみは鼻の粘膜についた異物を爆発的な力で吹き飛ばすためのもの。一回のくしゃみは100mを走ったのと同等のエネルギー消費ともいわれるくらいともいわれています。鼻の粘膜を傷めてしまうと、鼻が敏感になりくしゃみの数も増えます。また、慢性鼻炎や副鼻腔炎(蓄膿症)につながり、頭がぼーっとしたり私生活に支障が出てしまう恐れもあるため、鼻のケアは大切です。

ジャラ・ネティ(鼻洗浄)をする
ヨガやアーユルヴェーダを実践されている方にはお馴染みの「ジャラ・ネティ」。人の体液と同じ濃度の塩水で鼻の中を洗い流し、鼻の粘膜についた塵や埃・汚れを綺麗にするこの方法。鼻の中に入った花粉を落とすことはもちろんのこと、鼻洗浄をすることで鼻の奥の普段では取り除けない汚れまで綺麗することができます。鼻の通りが良くなると、呼吸も楽になり脳に酸素が回りやすくなることで、花粉症の時期特有の頭のぼーっとする感じを取り除くこともできます。
※鼻洗浄をされる場合は、塩水の濃度や用法用量を守って行いましょう。急性中耳炎/浸出性中耳炎/声帯麻痺/誤嚥を起こしやすい人/膿性鼻汁の多い人などは、症状を悪化させる場合もありますのでご注意ください。

思いっきりくしゃみをしない、鼻をかまない
思いっきりくしゃみをしたり鼻をかむと気持ちが良いですよね。鼻がムズムズかゆい時もついつい強い力で外側から押してしまったり。これらは粘膜を傷付けてしまう行為にあたります。粘膜が傷むと鼻が敏感になり、さらにくしゃみ鼻水を誘発させる原因にもなります。気を付けましょう。
 

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