心の安定・幸せホルモン「セロトニン」を簡単に増やす2つの習慣【心に効く!美腸レシピ付】
幸せホルモンと言われる「セロトニン」。私たちの心身を穏やかにし、眠りを深め、毎日を気持ちよく過ごすために欠かせない脳内神経伝達物質です。そんな「セロトニン」を簡単に増やすことができる2つの方法を、マクロビオティック歴15年で腸セラピストの ≪素果子|sugashi≫ 店主、半田葉子さんが解説します。文末にはセロトニンの生成に大切な「腸」に効くお茶のレシピも掲載しています。
幸せホルモン「セロトニン」を増やすための2つの方法とは
男女問わず「いつも心が穏やかで自然体でいられる人」「心身が安定していてブレない人」に憧れを持つ方は、多いのではないでしょうか。普段私たちの脳は、様々な臓器からの信号を受け、感情を生み出しています。セロトニンとは、別名「幸せホルモン」とも呼ばれる脳内神経伝達物質であり、「嬉しい」「楽しい」「心地よい」などの幸福感を生み出すことで、心身の安定の手助けをしてくれます。
結論からお伝えすると…
①午前中の太陽の光を浴びる
②腸内環境を整える
この2つを実行することで、私たちの体内の「セロトニン」が増えていきます。つまり、①②は、私たちの心身の安定に必要不可欠とも言えます。では、私たちの身体で何が起こっているか、順番に見ていきましょう。
そもそも「セロトニン」とは?
・心と体の安定
・癒し/安らぎをもたらす
・自己肯定感を高める
・気分の浮き沈みを穏やかにする
・自律神経のバランスを調整する
・ドーパミン(注1)やノルアドレナリン(注2)を調整する
注1)やる気、快感などの感情をもたらす神経伝達物質
注2)ストレスを感じると抵抗しようとする神経伝達物質
セロトニンは上述のような役割を果たしてくれる脳内神経伝達物質です。セロトニンが不足すると、イライラしたり、不安になったり、やる気が起きなかったり…。パニック障害やうつ病などの精神疾患に繋がる恐れもあります。特に女性は月経前症候群(PMS)や更年期障害など、ホルモンバランスが崩れる時期には感情も揺れやすくなります。
心の安定にセロトニンは必要不可欠なんですね。
「セロトニン」は腸で9割が作られている
そんなセロトニンは、最近の様々な研究や実験により、実は9割が「腸」で作られていることがわかっています。食べ物から摂取した必須アミノ酸の1つ(トリプトファン)が腸内細菌の働きによりセロトニンの基を生成し、そのセロトニンの基が脳へと伝達されます。その基が脳内でセロトニンへと変化したのち、体内に分泌され、心身に癒しや安定をもたらします。また脳と腸がお互い影響を及ぼし合う「脳腸相関」も明らかになってきています。
忙しくて疲労がたまると便秘になる、不安や緊張が続くとお腹が痛くなる・緩くなるなどもその現象のひとつと言われています。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
AUTHOR
半田葉子
バウエル腸セラピスト/vegan菓子 [ 素果子|sugashi ] 店主 幼い頃から環境問題に興味を持つ。20代に心身のバランスを崩したことをきっかけに「からだに入れる選択」「免疫力」「心と身体のバランス」「出す力」の大切さに気づき、自然生活に活かせる食や腸を学びはじめる。会社員、自身のカフェでの菜食調理、地方veganカフェの立ち上げやメニュー提供、海外のオーガニック事情調査、腸講師などを経て、「からだ想いのお菓子を」とオンラインストア [ 素果子|sugashi ] を始動。お菓子作りを続ける傍ら、 長年のマクロビオティック生活と自身の経験や知識を活かし、個人の体質改善カウンセリング・腸マッサージの施術を行っている。InstagramID:kurashinotane_
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