肌荒れやかゆみ、生理痛…、原因不明のトラブルは【経皮毒】が原因かも?【経皮吸収】について学ぼう
春はデトックスの時期、排出を促す作用で肌荒れやかゆみがひどくなったりはしていませんか?また、通年生理痛がひどくて食事やホルモンバランスに気を付けているのに治らないと悩んではいませんか?もしかしたらそれらはすべて「経皮吸収」「経皮毒」に関係しているのかもしれません。 今回は皮膚から吸収される「経皮吸収」「経皮毒」について、マクロビオティック歴15年で腸セラピストの素果子|sugashiの半田葉子さんが2回に分けて解説します。
「経皮吸収」「経皮毒」とは
シャンプーやリンス・洗剤など日常使われる製品を通じて、有害性のある化学物質が皮膚へ吸収され、体内に溜まるという説から作られた言葉です。経皮吸収については様々な研究が行われ論文が出ていますが、まだ断定するには研究結果を増やす必要がある「現在も研究が続いている」分野です。しかし、シャンプーや洗剤などの泡立ちを良くするために多くの商品に入っている化学物質「合成界面活性剤」は一皮膚のバリアを破壊し、高濃度のまま体内に入り込み、ガンや悪性リンパ種・白血病・アレルギー・肌荒れやシミ・胎児奇形などを引き起こすともいわれています。特に、舌下や生殖器・排泄器官の粘膜から吸収されやすいことがわかってきています。
身体の部位別「経皮吸収率」
私たちの肌に直接触れる液体は数多くあります。
【 頭 】シャンプー・リンス・ヘアワックス・ヘアカラー
【 目 】 目薬
【 頬 】化粧品
【 口腔内 】 歯磨き粉・グロス(口紅)・リップクリーム
【 顎 】シェービングクリーム
【 脇 】制汗スプレー
【 全身 】ボディソープ・ボディクリーム・入浴剤
【 腕 】日焼け止め
【 手のひら 】ハンドソープ・ハンドクリーム・食器用洗剤
【 性器 】生理用ナプキン
【 足の裏 】フットクリーム
皮膚の角質層を通り抜け経皮吸収された化学物質は細胞内へと入り体内を巡ります。そして皮下組織に蓄積したり、血管やリンパ管などを通り各器官へと運ばれていきます。
皮膚からの吸収率は全体を「100」とした時のパーセンテージはイラストのようになります。
こうして見てみると「粘膜」と言われる皮膚の柔らかい部分は特に吸収率が高いことがわかりますね。パッチテスト(Transdermal)で腕の内側に薬物を試し塗りすることが多いのも、皮膚がやわらかく経皮吸収しやすい場所だからです。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
AUTHOR
半田葉子
バウエル腸セラピスト/vegan菓子 [ 素果子|sugashi ] 店主 幼い頃から環境問題に興味を持つ。20代に心身のバランスを崩したことをきっかけに「からだに入れる選択」「免疫力」「心と身体のバランス」「出す力」の大切さに気づき、自然生活に活かせる食や腸を学びはじめる。会社員、自身のカフェでの菜食調理、地方veganカフェの立ち上げやメニュー提供、海外のオーガニック事情調査、腸講師などを経て、「からだ想いのお菓子を」とオンラインストア [ 素果子|sugashi ] を始動。お菓子作りを続ける傍ら、 長年のマクロビオティック生活と自身の経験や知識を活かし、個人の体質改善カウンセリング・腸マッサージの施術を行っている。InstagramID:kurashinotane_
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く