"コロナ時代"にヨガを教えるための心得
ヨガの実践が心の避難所であることは間違いない。だが決して現実からの逃避先ではない。愛や光、パンデミックから恐怖まで、たとえそれが何であろうと、目の前に現れるすべてのものと穏やかに関わるための手段や資質を育むための避難所と言える。先生や生徒たちと同じ場所やクラスにいてもいなくても、ヨガの実践はいつも自分とともにあり、自分のためにある。様々なものを失い、健康が脅かされ、家族や将来を案じる今こそ、これまで培ってきた実践を活かして乗り切ろう。私たちの未来のために。実践してきたことは既に自分の中に備わっている。
生活のあらゆる面で起きているこの世界的な混乱は、非常に苦痛ではあるものの、私たちが反応と対応の違いを学ぶための機会だと捉えている。そして私たちの生命において本当に大切で価値あるものを見極める機会でもある。さらには、失ったものだけでなく、いま何を手にしているかを見る機会。グラウンディングするために必要なセルフケアを知る機会。長年のヨガの実践を活かして自身を掘り下げる機会。互いにスペースを保ちながら、繋がり、サポートする方法を生み出す機会。そして革新する機会でもある。
パンデミックの最中も教え続けるためのクリエイティブな方法10
テクノロジーのおかげで、多くの人は社会や人と繋がり、ヨガの練習さえも一緒に行える。できるだけ地に足をつけていれば、私たちは創造性を発揮できるようになる。ここで、創造力に火をつけるためのヒントや提案をいくつか紹介しよう。
1.自分を大切にする
人に空っぽのカップを差し出さないためにも、まずは自分に「酸素マスク」をつけよう。素早く気持ちを切り替えて前向きになることによって、自分の恐怖やストレスや不安にも悩まされなくなる。このプロセスを経てこそ、人に良いものを提供できる。
2.自分の車線からはみ出さない
ヨガは意識を集中する実践だ。公衆衛生の資格も持ち合わせている人以外は、自分の実践や専門知識の範囲を超えてアドバイスを与えることは避けよう。
3.デジタルツールを活用する
FaceTime、動画専用アプリIGTV、Facebookライブ、YouTubeライブ、Zoomなどいろいろ試してみよう。
4.美を追求しすぎない
オンラインで何かを提供する際には、自分や身の回りを完璧に見せようとしなくても大丈夫。ほとんどのスマートフォンには高性能のカメラが搭載されている。必要なのはそれだけだ。
5.オンラインサービスのスケジュールを組み立てる
スケジュールを立てることで、自分も生徒たちもグラウンディングしやすくなるだろう。
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