"コロナ時代"にヨガを教えるための心得

"コロナ時代"にヨガを教えるための心得
photo by anon/Adobe Stock

新型コロナウィルスが猛威を振るう中、イベントは次々と中止になり、収入が断たれる恐怖は増すばかりだ。それでもヨガを教え続け、社会全体の健康を守り、将来に希望を見出すための10の方法を紹介しよう。

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多くの人々と同じく、私はフリーランスでサービス産業に属している。 既に、準備していたイベントのうちの4つが中止された(さらに増える?!)。これは精神的にかなりきつい。今後は自分が正当に評価される場で、理解し合える人と仕事をしていこうと自分自身に誓った矢先にこうなってしまったからだ。率直に言うと、2020年はあえて収入が減る選択をしたところにコロナウィルスの感染拡大が起きたのだ。参加を決めていたイベントは相次いで中止に追い込まれた。他の多くの人たちと同様に、それに代わる仕事などない。自分でヨガを教える人生を選んだものの、私はいま死ぬほど怯えている。

3つめのイベントの中止が決まったあと、私は思い切って休むことにした。料理をしたり、気分が落ち着くプレイリストを作ったりして一日を過ごした。他の人を助ける前に、まずは自分が酸素マスクをつけるのと同じだ。私はヨガに没頭し、練習から得られる恵みを求めた。

ヨガでパンデミックを乗り切る

新型コロナウィルスの世界的な感染拡大(パンデミック)は、私たちに大きな警鐘を鳴らしている。誰一人として例外はない。伝染性の高い呼吸器疾患を引き起こすコロナウィルス(別名COVID-19)は、(その影響については個人差があるものの)相手を選ばない。このパンデミックに伴い、人々の間で恐れやパニック、不安、ストレスが高まっている。どれもヨガを実践する理由としておなじみのものばかりだ。

ここでヨガティーチャーやスタジオオーナーたちが「世界は今まで以上にヨガを必要としている」と声高に言うのは簡単だろう。だがこの瞬間に一番必要とされているのは、私たちができるだけ家にいることだ。この新型コロナウィルスはとにかく新しい存在なのだ。感染力を持つ無症状患者がどれだけいるかもわからない。ヨガ練習生が参加するヨガクラスやフェスティバルなどのイベントは、暖かくて湿度の高い場所に密集して行われることが多い。その環境下ではウィルスが湿気で集まり、表面につきやすくなる可能性がある。何が感染のきっかけになるかを見極めるには、まだ知らないことが多すぎる。

ヨガの実践が心の避難所であることは間違いない。だが決して現実からの逃避先ではない。愛や光、パンデミックから恐怖まで、たとえそれが何であろうと、目の前に現れるすべてのものと穏やかに関わるための手段や資質を育むための避難所と言える。先生や生徒たちと同じ場所やクラスにいてもいなくても、ヨガの実践はいつも自分とともにあり、自分のためにある。様々なものを失い、健康が脅かされ、家族や将来を案じる今こそ、これまで培ってきた実践を活かして乗り切ろう。私たちの未来のために。実践してきたことは既に自分の中に備わっている。

生活のあらゆる面で起きているこの世界的な混乱は、非常に苦痛ではあるものの、私たちが反応と対応の違いを学ぶための機会だと捉えている。そして私たちの生命において本当に大切で価値あるものを見極める機会でもある。さらには、失ったものだけでなく、いま何を手にしているかを見る機会。グラウンディングするために必要なセルフケアを知る機会。長年のヨガの実践を活かして自身を掘り下げる機会。互いにスペースを保ちながら、繋がり、サポートする方法を生み出す機会。そして革新する機会でもある。

パンデミックの最中も教え続けるためのクリエイティブな方法10

テクノロジーのおかげで、多くの人は社会や人と繋がり、ヨガの練習さえも一緒に行える。できるだけ地に足をつけていれば、私たちは創造性を発揮できるようになる。ここで、創造力に火をつけるためのヒントや提案をいくつか紹介しよう。

1.自分を大切にする

人に空っぽのカップを差し出さないためにも、まずは自分に「酸素マスク」をつけよう。素早く気持ちを切り替えて前向きになることによって、自分の恐怖やストレスや不安にも悩まされなくなる。このプロセスを経てこそ、人に良いものを提供できる。

2.自分の車線からはみ出さない

ヨガは意識を集中する実践だ。公衆衛生の資格も持ち合わせている人以外は、自分の実践や専門知識の範囲を超えてアドバイスを与えることは避けよう。

3.デジタルツールを活用する

FaceTime、動画専用アプリIGTV、Facebookライブ、YouTubeライブ、Zoomなどいろいろ試してみよう。

4.美を追求しすぎない

オンラインで何かを提供する際には、自分や身の回りを完璧に見せようとしなくても大丈夫。ほとんどのスマートフォンには高性能のカメラが搭載されている。必要なのはそれだけだ。

5.オンラインサービスのスケジュールを組み立てる

スケジュールを立てることで、自分も生徒たちもグラウンディングしやすくなるだろう。

6.有料と無料の両方を考える

すべて無料で提供するという選択は確かに寛大だ。だがそれによって、他に収入源がなかったり、違う目的や理由で対価や寄付を必要とする他のティーチャーたちの活動を妨げかねない。持続しやすく、気遣いのある方法をとるなら、無料のものと、寄付制や有料のものの両方を提供すると良いだろう。 支払いにはVenmo、Cash App、PayPalなどのアプリが便利だ。

7.対話をする

隠さず、正直に、等身大でいよう。質問することも恐れずに。

8.互いに支え合う

私たちティーチャーは皆、それぞれ異なる強みを持っている。そのことを喜び合い、自分たちが提供するものが、必要な人の元に届くようにしよう。これは競争ではない。

9.アニティア(無常)を心に留めておく

万物は常に変化し、とどまるものはない、と肝に銘じよう。

10.自分の実践と儀式を継続する

すべての人々へ。「まずは自分の感情に気づこう。自分が持っている資源に気づこう。すべての資源に。それから失ったものに気づこう。準備ができたら、自分に与えられている機会に気づこう。そのすべてを心に留め、支えが必要な人々に手を差し伸べるためにベストを尽くそう」

あなたが幸せでありますように。

あなたが健康でありますように。

あなたが安全でありますように。

あなたに安らぎが訪れますように。

ライター/ジーナ・カプート(別名:解放されたヨギ)
コロラド・スクール・オブ・ヨガの創設者。彼女やレッスンについての詳細は、ginacaputo.com へ。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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