「仕事でミスして会社に行くのが怖い...」を乗り越えるには
30年以上ニューヨークに暮らした経験からグローバルな見識を持ち、スタジオ・ヨギ―でエグゼクティブディレクターとして活躍する人気講師ヤスシ先生が、ヨガジャーナル編集部に寄せられた読者のヨガ的お悩みにアドバイスします。
「仕事でミスが続き、会社に行くのが怖くなりました。 どうすれば、前向きな気持ちになれるでしょうか?」という相談者に対して、ヤスシ先生のアドバイスは...
「怖い」を注意深さへ変容して
困難な状況で考えうる対応策は「逃げる・立ち向かう・こんなものだと諦める」ではないでしょうか? 前向きな気持ちになれるには? とおたずねですから、この場合「逃げる」は選択肢にないようですね。 前向きに立ち向かいたいなら、理詰め的アプローチで怖さを軽減するしかありません。「怖い」という感情は風の要素(ヴァータ)と関わりがあると言われています。 まずは落ち着くこと。できるかぎり冷静になり、ミスがなぜ起こるのかを改めて振り返る必要があります。また「怖い」という気持ちは 注意深さへと変換することが可能ではないでしょうか。担当する仕事が自分には荷が重い、または仕事量が多すぎるのなら、誰かにアドバイスやヘルプを求める必要があるでしょう。計画性や注意力の欠如でミスを起こしているのなら、 普段の生活の中で計画性や注意力を持つ訓練をするのはどうでしょう。仕事の現場では「時間がない」と焦りそうなときほど、「落ち着く時間はある」と冷静になることを心掛けてください。 自分のミスを大きな視点で振り返り、「こんなこともあるよね」とやや楽観的に捉えられるのなら、 ミスから学びながらも必要以上に落ち込まないように。人はあなたを責めるばかりではありません。 あなたに学ぼうとしている姿勢があるのなら、寛容に受け止めてくれるときもあるのです。今後はその寛容さを有り難く頂きながら、 自分のベストを尽くせばいいのです。それは必ずいい結果を出すという意味とは異なります。
教えてくれたのは...ヤスシ先生
スタジオ・ヨギーのエグゼクティブ・ディレクター。30年以上暮らしたニューヨークを 離れ、2017年帰国。日本各地で後進の育成に努めている。
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