失敗が怖くて一歩踏み出せないあなたへ贈る、目標の定め方

 失敗が怖くて一歩踏み出せないあなたへ。ケン・ハラクマさんが考える目標の定め方
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日本を代表するヨガ指導者ケン・ハラクマさんが、すべてのヨギへ贈る心温まる言葉のギフト。連載形式で、ケン・ハラクマさんの愛や思想を学びます。今回のテーマは、「ビジョン」について。

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みなさんは、年初めにどんな夢を描きましたか。プランを具体化すると前進しやすくなるので、この時期に方向性をしっかり定めておきましょう。夢の扉の開き方には、目標を一つに決めて直進する方法と、いくつかの可能性を試しながら自分に合うものを探し出す方法があります。あなたはどちらのタイプでしょうか。目標を絞って努力する人は、ブレない強さをもっていますが、勢いがある分、壁にぶつかった時の挫折感が大きいのが心配です。

挫折が怖いあなたへ。前に進むための目標の定め方
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一つの方法にこだわりすぎず、状況に応じて実現方法を変えてみる柔軟さをもっているといいでしょう。最短距離で夢をつかむことも素晴らしいですが、少し遠回りをして得られる気付きもあなたの人生を豊かにしてくれます。

ビジョンがクリアになっていない人や失敗が怖くて一歩を踏み出せない人は、いつも以上にヨガをする機会を作りましょう。寒くて体の柔軟性が落ちている時ほど、硬くなったパーツを意識することで感覚が研ぎ澄まされていくもの。そうなると思考がクリアになり、たくさん体を動かすことで活動的になって行動力もアップします。体が動きづらい冬に行うヨガこそ真のプラクティスです。

また、ヨガの教典では、過食、過労、戒律への固執などは、タブーとされています。これらはヨガを深めるための約束事ですが、夢を叶えるうえでも役立つ教えです。動くことが億劫になる冬に特に注意したいのは、過食です。食べ過ぎてエネルギーが停滞すると、体も思考も重たくなりがち。また、今までの経験によって作られた常識というルールに固執して自分で限界を決めないように。限界の一歩先へ、積極的に挑戦していきましょう。

もし、自分でコントロールできない困難に遭遇し、思った通りの結果が出なかったとしても、悲観したり、自分を責めたりしないでください。未知のフィールドに挑戦したことで人生経験を深められたという前向きな価値観で受け止めれば、すべてがかけがえのない財産です。結果を恐れることはありません。

鮮やかに夢を思い描いて新たな可能性に挑戦し、さらなる高いステージをめざしましょう!
 

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yoga Journal日本版Vol.45掲載



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