下着はシルクがイイ?膣ケアが妊活に与える影響|産婦人科医に聞くホルモン知識
マッサージにプラスするべき膣ケア
妊娠しやすい体を作るには、オイルマッサージ以外の膣ケアも習慣に。膣の健康を守るために今日からできることをご紹介します。
膣を清潔に保つ
通常デリケートゾーンは弱酸性に保たれているので、アルカリ性のボディソープを使うとpHバランスが崩れる原因に。膣の洗浄には界面活性剤や防腐剤を含まない弱酸性の専用ソープを使い、皮膚を傷つけないように優しく洗いましょう。細菌の増加を抑える常在菌の減少を防ぐため洗いすぎは禁物です。
肌にやさしいショーツと生理用ナプキンを選ぶ
ショーツと生理用のナプキン選びも気を付けたいところ。ショーツは通気性と保温性に優れたシルク製を、生理用ナプキンは肌に優しいオーガニックのものがおすすめです。
膣ケアには「シルクのパンティ」を!
シルクの原料であるカイコは、昆虫のカイコガが幼虫が成虫になるまでを過ごす繭。そして、シルクは人の皮膚とほぼ同じ構成であり、膣と同じく弱酸性のphが保たれています。
カイコの特徴
①内部の毒素、湿気を排出する
②外部からの雑菌・毒素から守る
③病気・熱気を遮断する
「シルクのショーツで肌と心に潤いを与え、自分自身を癒してあげて。さらに身に着けているだけでフェミニンな気分になるので、女性性も高めてくれますよ!」 (鶴巻先生)
出典:厚生労働省「不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査事業」
教えてくれたのは…鶴巻由紀子先生
1996年、杏林大学医学部卒業。産婦人科専門医。杏林大学医学部附属病院MFICUの立ち上げに関わり、約10年間同大学医局で勤務。その後も順和会山王病院、木場公園クリニックなどに勤務し、新百合ヶ丘総合病院では医長を務める。生殖医療から妊娠、出産、婦人科、がん治療など女性のすべての診療に関わる中で、薬での局所治療だけでなく体の本質から関わることの必要性を感じて、アーユルヴェーダと出会い、インド大統領顧問、WHO世界保健機関顧問Dr.Bheema Bhattからアーユルヴェーダを伝授。また、表参道 中井診療所 中井暲典院長から初めての弟子として、子宮から直接アプローチして自分の治癒力を取り戻す「子宮リンパ療法」を継承。現在、東京銀座・対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座内でアーユルヴェーダと産婦人科の知識を融合させた子宮・膣ケア専門「Yoni Pichu(ヨニ ピチュ)外来」をスタート。不眠、イライラ、女性性の低下、性交痛、不妊、くすみ、くま、不定愁訴に対して生まれもったドーシャを診断し、個々に合わせてオーダーメイドで調合するオイルを用いた治療をはじめ、自分の治癒力を取り戻す「子宮リンパ療法」など、多角的なアドバイスで美しい心と体作りをサポートしている。極上天然カシミヤ製品「マイカシミヤ社」のアドバイザーとして商品開発・企画に携わる。
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