POSE & BODY
不妊を招く「排卵障害」を防ぐ4つの生活習慣|産婦人科医に聞くホルモン知識
厚生労働省が行った調査によると、働く女性の13%が不妊治療の経験者。年齢と共に妊娠率が低下するのは周知の事実ですが、改善・予防法はいかに。必要なのは「根本的な体質改善」と語るのは、様々なクリニックで不妊と向き合ってきた鶴巻由紀子医師。この企画では、その実践方法や必要な知識をご紹介します。第3回は、「排卵障害」ときちんと向き合い、正常な排卵のために日常的に気をつけたいこと。
広告
妊娠するには、一定のサイクルで「排卵」が起きている必要がありますが、月経はあるのに排卵していないケースもあります。
不妊につながる排卵障害、その原因は?
妊娠しにくい原因は様々ですが、排卵障害もそのひとつ。きちんと排卵している人は月経が始まると低温期になり、排卵を機に高温期に入ります。基礎体温をつけてこうしたサイクルが見られないと無排卵月経ということも。妊活に備えて排卵障害の原因について知っておきましょう。
排卵障害とは
卵巣で卵子が発育しない、育ったとしても排卵が上手くいかない状態です。
「排卵障害の原因は多岐にわたり、排卵をつかさどる視床下部や下垂体、卵巣の異常などが挙げられます。その中でも多嚢胞性卵巣症候群は、若い女性の排卵障害で多く見られる疾患です。」(鶴巻由紀子先生)
多嚢胞性卵巣症候群の主な自覚症状
・月経不順
・肥満
・多毛
「ほかに、卵巣内に残る卵子の数の目安となるAMH(抗ミュラー管ホルモン)値が極端に高い、月経3~5日目のホルモン検査でLH(黄体形成ホルモン)/FSH(卵胞刺激ホルモン)比が高いことも特徴です。このような症状に心当りがある人は婦人科を受診し、適切な治療を行ってください。」(鶴巻先生)
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
広告
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く