POSE & BODY

原因は競争心？ヨガで「戦って」しまうあなたに

吉田加代子 2020-03-05

ポーズと戦う

木のポーズや戦士のポーズIIIなど、バランスのポーズをする時に足元がグラグラし始めると「揺れてる！止まらなくちゃ！」と気持ちが焦り、その揺れを抑えようとして余計に力が入ってしまい逆にもっとグラグラしてしまう…の悪循環。そんな経験はありませんか？

心の乱れは競争心？ヨガクラスで「戦って」いませんか？ — 木のポーズ/photo by Martin Sconduto

揺れる＝ポーズができていない＝ダメ、とネガティブに捉えるのではなく、まずは「あ、揺れてる」という今の状況を抵抗せずにただそのまま受け止めるだけにしましょう。揺れることは決して悪いことではありません。どうしてもコントロールができない時は遠慮せずにポーズを中断し、少し呼吸を整えてからまたやり直してもOK。気持ちが落ち着くとバランスがとりやすくなりますよ。ヨガは起こったことをありのままに受け入れる練習でもあります。

いかがでしたか？クラスの最中につい頑張ってしまって、落ち着いた心の状態から離れてしまうことは誰にでもあります。意識を外側から内側に向ける、今ここにいる自分を感じる、起こったことを受け入れる。これらを心掛けて、戦わない、気楽なヨガを目指してみましょう。

ライター／吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住。日本とオーストラリアでの会社員生活を経てヨガティーチャーに転身。2012年より在豪日本人やローカルの人たちを対象にヨガクラスをしている他、ヨガアプリ「Down Dog」の日本語翻訳とナレーションを担当。オーストラリアのゆったりした環境の中、ヨガで日々心地よく暮らすことを心掛け、一人でも多くの人に気軽にヨガを楽しんでもらうことを目指す。RYT500取得、リストラティブヨガTT修了。

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