歩行瞑想「ウォーキングマインドフルネス」で手軽なストレスケアをしよう

 歩行瞑想「ウォーキングマインドフルネス」で手軽なストレスケアをしよう
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石上友梨
石上友梨
2019-09-23
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室内での歩行瞑想

じっくりと取り組みたい時は、自宅など室内で練習することもオススメです。まずは、心地よい場所で、ある程度歩き回れるスペースを探しましょう。時間は5分~10分程度で短めから始めます。

準備する

ヨガポーズのタダーサナの姿勢を取り、身体の余分な力を抜きます。背筋を気持ちよく伸ばして立ち、肩が力が入っている場合は、肩をゆっくりと回し、耳と肩の距離をひとつ遠ざけます。足裏に意識を向け、しっかりと地面を感じましょう。

呼吸に意識を向ける

ありのままの自分の呼吸に意識を向けます。深呼吸や呼吸をコントロールする必要はありません。自分の呼吸は浅いでしょうか?深いでしょうか?速度や長さはいかがですか?

右足を持ち上げる

ゆっくりと慎重なペースで歩き始めます。右足を持ち上げると、かかとが地面から離れ足裏の感覚が変化します。そして、ふくらはぎや膝、太ももと意識を足全体に向けていきます。どの筋肉が使われていますか?どのあたりに力が入って、どのあたりが伸びていますか?

右足を下ろす

 次に右足を下ろすとき、筋肉の緊張や伸びなど、変化が現れます。足裏が地面につくと、足裏の感覚も変化します。身体の重心も前へと変化するでしょう。

歩行を続ける

左足も同様に丁寧に持ち上げ、丁寧におろしていきます。自分の意識を足に集中させます。別のことを考えてしまった時は、気にせずまた足裏の感覚に意識を戻していきましょう。

重心の変化に気づく

足の感覚に意識を向けていると、両足交互に重心が移動していることに気づくと思います。重心が変わることで、足だけではなく、上半身やお尻など、身体全体に変化が現れます。慣れてきたら意識を身体全体に広げていきましょう。

歩行瞑想の途中で、全く集中できなくなってしまった場合は、一度立ち止まりタダーサナの姿勢に戻りましょう。そこで一度深呼吸をしてから足裏の感覚に意識を向け、大地とのつながりを感じます。気持ちが十分に落ち着いたなと感じたら、歩行瞑想を始めましょう。自宅で歩行瞑想を行う際のポイントは、動きがスローに感じられるほど、なるべくゆっくり行うことです。ゆっくりやることで、身体の些細な変化にも気づくことができます。

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