スティーブ・ジョブズも実践!?「マインドフルネス」を暮らしに取り入れる3つの方法
今この瞬間の感覚や感情に気付き、「良い」「悪い」という判断をせずに観察し続ける「マインドフルネス」。なかなか習慣にできない...とお悩みの方は、毎日行っているある動作に取り入れましょう。教えてくれたのは、瞑想講師の吉田昌生先生。
「マインドフルネス」を暮らしに取り入れる3つの方法
瞑想の宗教的な部分を排除した精神トレーニング「マインドフルネス」
「マインドフルネス」とは、悟りを開くといった瞑想の宗教性を排除した精神コントロールの手法です。やり方としては「心ここにあらず」の状態から、「今ここ」に意識を向け続け、わき上がる雑念や感情に気付き続けるという訓練です。ポイントは、わいてくる雑念や思考を否定するのではなく、気付き、そして良い悪いの判断をせずにそのまま受け流すこと。
アメリカでは脳科学の研究で、マインドフルネスを1日45分、8週間行った人の脳がどう変わるのか調査。ストレスによりダメージを受けた海馬が5%回復し、不安や恐怖といったストレスに反応する扁桃体は5%小さくなったことが実証。また、アップルやGoogleなどの先進企業では、感情やストレスに邪魔されない思考が生まれ、創造性や生産性が高まるとして、1日30分のマインドフルネス瞑想を導入。マドンナやレディ・ガガ、スティーブ・ジョブズといった有名人も日常的に取り入れていたことから近年注目を浴びているメソッドです。
そして、この「マインドフルネス」は座って目をつむる行為だけではなく、食べる・飲む・歩くなど、日常の動作を注意深く行うことでも実践できます。早速実践してみましょう!
1.「飲食」に取り入れる
五感を研ぎ澄まし、食感、味、香り、飲み込む感覚を一口ずつゆっくりと感じてみる。
POINT:自分の動作をモニター越しに見て実況中継している感覚。客観的に見るよう意識する。
2.「歩行」に取り入れる
足裏の感覚に意識を向け、地面に足が着く、離れる感覚を確認し、今に注意を向け続ける。
POINT:目的地に向かうことを考えず歩いている感覚に100%集中。歩く速さは通常のペースでOK。
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