ヨガ講師が現場で見かける「腰痛」の本当の原因と正しい対策|背中を丸めて反らすだけ!腰痛を防ぐやさしいキャットアンドカウ
体の背面には、「責任を背負う」や「重圧がのしかかる」という文字通り、緊張や重圧・責任によるストレスなどの感情がたまるといわれています。特に責任感の強い方やしっかりしなきゃ!と思っている方ほど、背中がバキバキになっているかもしれません。腰が痛いけど、背面はほぐしたい・・・そんな時にお勧めの動きをご紹介します。
腰が痛くなる原因は、動かし方?!
私はスタジオとオンラインで指導を行っていますが、ご参加の方の多くが自分の背中のバキバキさに気づいていません。
例えばキャットアンドカウという四つん這いで背中を反らせたり丸めたりするポーズ。本来であれば、背骨全体を柔らかく動かしたいポーズですが、多くの生徒さんが背中の上部(みぞおちから肩のラインまで)は真っすぐのままで、腰と首だけで反ったり丸めたりを作っているような印象です。
また、腰が柔らかい女性に特に多いのが、腰を大きく反らせることでお腹の力が完全に抜けてしまっている形。
これだと、 腰の関節(腰椎関節=椎間関節)への過度な負担がかかり腰痛の原因になったり、この姿勢が正しい、気持ち良いと体が勘違いすることで反り腰などの不良姿勢が癖になってしまうなどのデメリットが考えられます。
キャットアンドカウのカウポーズは、背骨・背面全体の柔軟性を養うのにとても効果的な動きですが、多くの生徒さんが「自分は気持ちよくできている」と勘違いしており、実際は首と腰だけで体の反りを作っている状態。これでは首と腰に負担をかけるだけで、背中が柔らかくなるどころか、首や腰の負担から筋肉がさらに硬くなってしまう可能性すらあります。
ヨガで怪我をしやすいのは腰?!
ヨガは、健康のために行うもので、行っている人はみんな健康体なんだ!と思われがちですが、講師も含めて実は体を痛めている人が少なくありません(元々、別の原因でどこかの部位を痛めて、ヨガでリハビリをしている人もいるので、ヨガをしている人のすべての痛みがヨガが原因というわけではありません)。
ある調査によると、ヨガで痛めやすい部位は1番が「腰」。日常ではなかなか行わない「体を反る」という動きが多いことや、もっと難しい動きを習得したいと無理をしてしまうこと。また、上記のキャットアンドカウのように、お腹の力が抜けた状態で腰に強い負担をかけてしまっている=正しくポーズがとれていない、など様々な原因が考えられます。
健康のためにヨガを行ったのに腰の痛みでツライ、という場合は腰と首ではなく、背中(特にみぞおちから肩にかけての背中の上部)を動かす意識で行うと背面がほぐれやすくなります。
腰痛の人でもできるやさしいキャットアンドカウ
腰が痛くて、キャットアンドカウの動きが怖い、痛い、という場合に、腰を守りながらも背中を動かせるキャットアンドカウの方法があります。
1)正座で座り、土下座をするように両手のひらを体の前につく
2)その姿勢でキャットアンドカウの要領で背中を丸めたりそらせたりする
正座の姿勢で行うと、腰の部分は動かしづらくなります。動かしづらい=過度な反りを防止でき、背中の上部をより動かす意識を持ちやすくなります。
くれぐれも首でそらそうとせず、みぞおちから肩甲骨の間の部分を動かすように意識していきましょう。
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